第88任務部隊とは? わかりやすく解説

第88任務部隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 05:57 UTC 版)

アーガス作戦」の記事における「第88任務部隊」の解説

1958年4月28日アメリカ海軍の第88任務部隊(TF-88)は編成された。この第88任務部隊は、アーガス作戦単独指揮するために組織されたが、作戦完了後に部隊解散し記録散り散りになった。記録のうちの幾つか破棄されたか、数年のうちに失われたが、失われた文書の中のには記録フィルムもあった(そこには実験中の正確な放射線レベル記録されていた)。米国退役軍人省寄せられている情報では、第88任務部隊参加者には白血病発生者が一般平均より高いことが証明されているが、放射線記録無くなっていることで、この裏付けを取ることが難しくなっている。 カリタック級水上機母艦ノートン・サウンドは、ミサイル発射役割を負うと共に実験参加するクルー訓練施設としての役割果たした実験使用するX-17ミサイルは、この種の実験では使用されたことが無いものであったため、クルーは”ダミー”のミサイル使用した組み立て修理訓練船内行った。またノートン・サウンドは、27MHz帯を使用する”COZI”レーダー搭載しており、これを使用してアメリカ空軍のキャンブリッジ研究所から核爆発観測と、影響測定が行われた。 カーティス水上機母艦アルベマールは、作戦の計画時にはオーバーホールであったため、作戦部隊のリストには入っていなかったが、作戦実行時には大西洋上に進出していた(これは試運転のためだと思われる)。アルベマールもまた”COZI”レーダー装備しており、さらに人工イオン検出装置搭載していた。 エセックス級航空母艦タラワには作戦指揮官乗船し作戦全般指揮を執った。タラワミサイル追跡のため、空軍の”MSQ-1A”レーダー通信装置搭載していた。また第32対潜航空隊搭載しており、実験科学的観測写真撮影のほか、実験秘密裏に行うための哨戒行動行ったギアリング級駆逐艦ワーリントンは、フレッチャー級駆逐艦ビアースディーレイ級護衛駆逐艦ハンマーバーグ、そしてディーレイ級護衛駆逐艦コートニーと共に艦隊周囲気象観測行なうため、第88任務部隊の西463kmの位置展開して作戦中の部隊警護し駆逐艦として職務(機密確保哨戒、及び救助)を果たした。ワーリントンはまた、発射ロケット装備運搬行ったネオショー給油艦ネオショーは、作戦中に部隊艦船への給油行った。またネオショーも、空軍の”MSQ-1A”レーダー搭載していた。 シマロン補給艦サラモニーは、部隊合流する前に米国へ引き返したため、全ての実験参加しなかった。

※この「第88任務部隊」の解説は、「アーガス作戦」の解説の一部です。
「第88任務部隊」を含む「アーガス作戦」の記事については、「アーガス作戦」の概要を参照ください。

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