第5の哨戒 1944年9月 - 11月
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「コッド (潜水艦)」の記事における「第5の哨戒 1944年9月 - 11月」の解説
9月18日、コッドは5回目の哨戒でブルーギル (USS Bluegill, SS-242) 、アングラー (USS Angler, SS-240) とウルフパックを構成し、ルソン島、ミンダナオ島方面に向かった。ダーウィンに寄港の後、哨区に到着。10月5日午後、コッドは北緯13度01分 東経120度15分 / 北緯13.017度 東経120.250度 / 13.017; 120.250のミンドロ島近海でマミ11船団を発見し、最初の攻撃で魚雷を6本発射。うち3本が2隻のタンカーに命中したと判断される。2時間後の二度目の攻撃では、最初の攻撃で速力が落ちた輸送船辰城丸(辰馬汽船、6,886トン)に対して魚雷を4本発射し、全て命中させて辰城丸を撃沈した。10月7日未明には僚艦レイ (USS Ray, SS-271) からの情報に基づいて目標に接近し、北緯13度39分 東経119度24分 / 北緯13.650度 東経119.400度 / 13.650; 119.400のマニラ北西方で特務艦知床を発見して魚雷を4本発射、うち2本を命中させて撃破した。翌10月8日にもレイの情報に基づき、北緯13度42分 東経119度24分 / 北緯13.700度 東経119.400度 / 13.700; 119.400の地点で1,500トン級輸送船に対して魚雷を6本発射したが、目標が推定18ノットで走り回っていたためか命中しなかった。10月22日朝、コッドは北緯16度30分 東経119度49分 / 北緯16.500度 東経119.817度 / 16.500; 119.817の地点で100トン級海上トラックを発見し、浮上して4インチ砲の射撃と機銃掃射を行ったが、命中弾を与えたものの取り逃がす。10月23日から25日のレイテ沖海戦では引き続きルソン島西岸部で待機。10月25日にはマニラに接近しつつある輸送船団の情報が入り、その輸送船団、フィリピンの戦いに投入される第一師団(片岡董中将)の将兵、軍需品を満載したモマ04船団には浅間丸(日本郵船、16,975トン)の名前もあった。コッドは浮上したままレーダーを使用してモマ04船団に接近していき、北緯17度34分 東経120度02分 / 北緯17.567度 東経120.033度 / 17.567; 120.033の地点にて浅間丸に対して魚雷を4本発射したが命中しなかった。10月30日からはサイパン島からの指令を受けるようになり、フィリピン東方海上で行動する。11月20日、コッドは59日間の行動を終えて真珠湾に帰投。メア・アイランド海軍造船所に回航されてオーバーホールに入った。オーバーホールを終えたコッドは、1945年3月7日に真珠湾に戻った。
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