第1グラウンド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 07:52 UTC 版)
「東大阪市花園ラグビー場」の記事における「第1グラウンド」の解説
メインスタジアム。一般的に「花園ラグビー場」と言えば第1グラウンドを指す。ラグビーの聖地とも言われるイギリスのトゥイッケナム・スタジアムを参考にして作られた。現在のスタジアムは1991年(平成3年)に完成したもので、26,544人収容。 西側のメインスタンドは全面屋根架設で、正面に生駒山を臨む。元々はメインスタンドから南側ゴール裏(メインから向かって右側)を経てバックスタンドにかけてU字型に一層式のスタンド(コーナー部分は立ち見)が設けられていたのみであり、北側ゴール裏(メインから向かって左側)にはスタンドはなく、単なるコンクリート剥き出しと低い屋根・電光掲示板が設置されたのみとなっていた。これは、1991年(平成3年)5月まではラグビーで使用しないときにゴルフ練習場として使用していた名残である。2018年の全面改修時に北側のゴルフ練習場跡を撤去してスタンドが新設され、その上部に電光掲示板が設置された。新設された北側スタンドはコーナー部に座席はなく、スタンドの形状は南北で非対称となっている。 スコアボードは1991年に改修される以前は得点表示のみ磁気反転、選手名の表記は(両サイド)は手書きだったが、改修後はこの躯体をそのまま生かす形で全面磁気反転に改修され、得点表示の下に、「トライ」「ゴール」「ドロップゴール」「ペナルティーゴール」の各種類別の得点が表示される欄が設けられた。またメインレフリーの表示も、それまでのチーム名表記と前半のスコア部分の中間だったのを、総得点と種類別得点の表示の中間に移している(その後、撤去までは赤見電機製のLEDボードになっていた)。2018年の全面改修後は大型映像装置(パナソニック製・710インチ)となっている。 2000年のシーズンには、試験的にメインスタンド屋根の支柱とバックスタンドの広告看板に照明設備を取り入れ薄暮開催を実施したこともあったが、それ以後は行われていなかった。2018年の全面改修時に四隅に照明柱が設置され、LED照明381基により2000Lxを確保、W杯の基準を満たした。 スタジアム1階にはラグビーグッズを販売する売店や、ラグビーの歴史を展示する資料室がある。メインスタンド2階にはレストランもあり、一般客も利用できる。 またメインスタジアム内部にはロッカールーム(大)が4室、同(小)が16室もある。これは年末年始に行われる全国高校ラグビー大会にて第1~第3グラウンド全てを同時に使用するためである。
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