第三話の登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 15:24 UTC 版)
「THE 裁判員 〜1つの真実、6つの答え〜」の記事における「第三話の登場人物」の解説
久宝寺 千鶴子(くほうじ ちづこ) 被告人。ビターヤ政府軍の兵士を率いて日本とビターヤの間に戦争を引き起こそうとしたとされ外患誘致罪で起訴される。 共産主義者であるが、赤軍とは袂を分かち独自に行動している。「日本は外国の力なしに変われない」と主張しており、外国を利用した国家転覆を目論んだ。夫はビターヤの軍人であり、政略目的ではなく互いに愛し合って結婚したらしい。 小林 房江/Fukko(こばやし ふさえ/ふっこ) 裁判員。若者に人気のシンガーソングライター。霊感が強く、五條の存在を知覚したために同意の上で憑依されることになる。 独特の死生観を持ち、生への執着が非常に薄い。 春里 望(はるさと のぞみ) 裁判員。大学生で、五條の生前の恋人。五條の死に関しては少しずつ受け入れつつあるようだが、心のどこかで引きずっているらしい。Fukkoに憑依した五條と話す中で時折その存在を自覚するが、霊感は全くない。 別当の悩みについて驚くほど的確なアドバイスを送るなど、他人の痛みがわかる人物。 五條の事件については納得しておらず、第五話では勝呂の裁判を傍聴に来ている。 仲本 淑子(なかもと としこ) 裁判員。死刑廃止を訴えるNGO「なくしたもののひかり」代表。有罪=死刑となる今回の裁判においても、一度無罪判決を出して裁判をやり直すべきだと強く主張する。 過去に殺人事件に遭遇しており、死刑廃止団体を作り上げた理由は自らの両親を殺害した犯人が何の謝罪もなく刑死したことが許せなかったから。 第五話でも登場し、傍聴が困難な勝呂の裁判において自らのNGOを動かし、望が傍聴できるように働きかけている。 藤波 志加三(ふじなみ しかぞう) 裁判員。熱血で知られる中学校教師で、担当教科は歴史。生徒からのあだ名は「シカゾー」。 別当 鈴夜(べっとう れいや) 裁判員。端正な顔立ちのホストであるが、その仕事を通じて女性を嫌悪するようになっていた。しかし裁判で久宝寺に一目惚れしてしまい、彼女を犠牲にして死刑判決を出していいのかと葛藤する。 彼の悩みは上記の通り非常に真面目な悩みなのだが、その言動が何かと奇怪なため裁判では明らかに独り浮いている。 楓 兵衛門(かえで ひょうえもん) 裁判員。元職業軍人であり太平洋戦争末期に召集された特攻隊の一員だったが、出撃を間近に控えたときに終戦を迎えたため生き残った。現在は早稲田で定食屋を営む。 軍での経験から今回の事件においても様々な面で豊富な知識を披露する。 アハメド=ラーゼム 未成年のビターヤ共和国の若き軍人。久宝寺と共に作戦に参加した兵士たちの中で唯一生き残った。久宝寺に陰ながら恋心を抱いていたが、上司の妻というその立場からそれを忠誠心に変換していた。 遠沢 乙女(とおさわ おとめ) 共産主義団体の一員。過激派の急先鋒として様々な事件を引き起こし逮捕され、既に死刑が確定している。久宝寺を崇拝しており、彼女の無罪判決のためにある行動を起こす。
※この「第三話の登場人物」の解説は、「THE 裁判員 〜1つの真実、6つの答え〜」の解説の一部です。
「第三話の登場人物」を含む「THE 裁判員 〜1つの真実、6つの答え〜」の記事については、「THE 裁判員 〜1つの真実、6つの答え〜」の概要を参照ください。
- 第三話の登場人物のページへのリンク