第一審・岡山地裁
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 20:49 UTC 版)
「岡山元同僚女性バラバラ殺人事件」の記事における「第一審・岡山地裁」の解説
2013年2月5日に被告人Sの裁判員裁判の初公判が岡山地裁(森岡孝介裁判長)で開かれた。Sは「間違いありません」と起訴内容を認めた一方で、被害者Aについては「かわいそうとは思いません」と発言した。その際Sは交際相手とその結婚男性に恨みを募らせ、男性を殺害することを計画していたと告白し、今も(男性を殺害しようと)思っているのかという質問に対して、「もちろんです」と言い切った。 2月6日の第2回公判では、検察官から殺人行為をどう考えているのかという質問をされたのに対し、Sは「殺人行為は目的達成のためなら手段として是認される」と発言し、司法試験を受験した経験がある立場から「犯罪者は殺してしまえばいい」と持論を展開した。検察官から「今はあなたが犯罪者だ」と指摘されると、Sは「自分だけは特別視しています」と返答した。 しかし、2月7日の第3回公判でSは「両親を残して命を絶てない」「ほんとはずっと謝罪したかった」「死刑になりたくて悪いことばかり言った」と泣きながら遺族に謝罪した。被害者Aの父親は「謝る相手が違う」と発言した。 2月8日に開かれた論告求刑で、検察側は「性欲を満たすために女性を乱暴して殺害し、証拠隠滅のために遺体を解体する入念な計画を立てた」と指摘。「動機は自己中心的で身勝手極まりない。無反省で、更生も極めて困難」として死刑を求刑し、被害者Aの父親は「被告の涙に騙されてはいけない」と裁判員に訴えた。一方、弁護側は「被害者が1人で、謝罪の時期は遅きに失したが、被告なりに反省を深めている」と主張し減刑を求め、結審した。
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