第一審・新潟地方裁判所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 12:29 UTC 版)
「新潟小2女児殺害事件」の記事における「第一審・新潟地方裁判所」の解説
2019年11月8日、新潟地方裁判所にて裁判員裁判による初公判が行われた。KはAにわいせつ行為をしようとしたことは認めたものの、「黙らせるため気絶させようと首を絞めた」など犯行の計画性を否認。また、証人として被害者Aの遺族が立った際、事件から裁判までKからの謝罪が一切なかったことが明らかになり、「死刑でも家族の気持ちは収まらない」と述べていた。 11月22日、検察側は「自分の性的欲望を優先し、被害者を物としてしか見ていない」「まれにみる悪逆非道な犯行で、生命軽視の度合いは甚だしく大きい」として死刑を求刑。一方、弁護側は殺意とわいせつ行為を否定し、傷害致死罪を主張して結審した。 12月4日、Kの犯行が極めて悪質であることを認めながら、遺体を線路に遺棄した行為が殺害行為にはあたらないなど、死刑には慎重さと公平性が重視されるとして、無期懲役の判決になった この裁判では、判決後に裁判長がKに「被害者には一日に何度でも謝罪し、土下座してほしい」と発言するなど感情を露わにする場面があった。また、裁判員らも「個人的には遺族と同じ気持ち」「基準を見直していかなければならないのでは」と、無期懲役判決の妥当性には異論がある発言を判決後に行った。 その後、被告、検察の双方が判決を不服として東京高等裁判所に控訴した。
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