競技ごとの女性の参加状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/27 22:58 UTC 版)
「女子スポーツ」の記事における「競技ごとの女性の参加状況」の解説
テニスは1970年代以降最も人気のある女子プロスポーツであり、ビリー・ジーン・キングとボビー・リッグス間における試合など「男女対抗試合」が組まれることもあった。これは女性アスリートの増加を促進する形となった。しかし、女子テニスの成功は女性のチームスポーツのプロ化を促進するまでには至らなかった。 女子プロフェッショナルチームスポーツ(英語版)は1990年代にバスケットボールやサッカーなどの種目で生まれた。この女子プロスポーツ選手の増加はアメリカ合衆国や特定のヨーロッパの国々、前共産主義国家などでしか興らない歪な増加であった。この頃、女子サッカーはアメリカ合衆国、中華人民共和国、ノルウェーなど歴史的に男子のサッカーナショナルチームの強化が盛んでない地域で発展した。しかし、近年では、ドイツやブラジル、スウェーデンなど、男子のナショナルチームでも強豪とされる国でも女子サッカーに力を入れるようになっている。競技人口は増加しているものの、女子プロスポーツリーグは経済面で苦境の立たされる事が多く、それは現在でも続いている。WNBAは女子スポーツ市場開拓を期待されたものの、NBAの全面的支援により成り立っている状態である。似たような試みは女子ボクシングでも見られるが、聴衆を惹きつける算段が可能な有名男子選手による試合の前座試合として組まれることが多い。 今日、女性は事実上全てのスポーツでプロフェッショナル、アマチュア合わせ競技を行なっている。しかし、よりフィジカルコンタクトの多い激しいスポーツになると参加者のレベルは下がる傾向にある。アメリカンフットボールやボクシング、レスリングなどの種目では他の激しさを要求されない競技に比べ競技人口は少ない。しかし、これらの競技でも試合に関心を持つ女性はゆっくりとではあるが増えている。2003年のNCAAアメリカンフットボールリーグ1部の試合においてニューメキシコ大学と対戦したケイティ・ニーダー(英語版)は試合中ツーポイントコンバージョンを挙げたことで、NCAAの試合において得点を記録した初の女性となった。 現代のスポーツでは、ゴルフ、マラソン、アイスホッケーといった、歴史的に男性のスポーツとされてきた種目においても、女性アスリートの身体能力向上から発展が見られるようになっている。 カリフォルニア大学サンディエゴ校でプレーする女子サッカー選手 オリンピック5000m種目金メダリスト、エチオピアのメセレト・デファー 郝到華(英語版)、武術太極拳の選手。中国十大アスリートに選出されている 2010年ウィンブルドン選手権ジュニア女子ダブルスでプレーするチリのFernanda Brito 国際的に活躍するイタリア人女子アスリートの一覧図
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