立体交差駅時代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 03:15 UTC 版)
2019年3月16日までの本駅舎は鹿児島本線が築堤上の2面3線の単式・島式ホームを持つ高架駅、筑豊本線(若松線)が相対式ホーム2面2線を持つ地上駅(旧1-2番のりば)の立体交差構造になっていた。筑豊本線(若松線)が「1・2番のりば」と称し、鹿児島本線が「3・4・5番のりば」と称しており、筑豊本線と短絡線(後述の鷹見口)は現在とはホームの付番が逆になっていた。旧1番のりばは若松線および福北ゆたか線から同線への直通列車専用で、2016年に蓄電池電車BEC819系が投入されるまでは旧1番のりばのみ非電化であった。鹿児島本線ホームでの福北ゆたか線・若松線乗換案内では旧1番のりば発着列車が「東口階段 1番」、旧2番のりば発着列車が「西口階段 2番」、旧7番のりば発着列車が「鷹見口 7番」と表示されていた。 旧1・2番のりばのホームは、明治時代に築かれた御影石の上にコンクリートが地層のように積み重なり、嵩上げの歴史を示していた。2016年までの旧3番のりばのホームも赤煉瓦をベースに嵩上げされたものであった。高架化事業前は、その古さからか大きな拡幅工事も行われなかったため、それぞれの階段が狭く急だった。ホーム上屋などに木造部分が多く残り、旧4・5番のりばの上屋の一部の骨組みは1935年(昭和10年)の改修時に米国のカーネギーやメリーランド製、ドイツのクルップ製のレールを用いて作られた物であるなど、「レトロ」な雰囲気が見られた。 エレベーターは旧1番のりば北側の通路内と旧3番のりばを結ぶ一カ所のみだった(手荷物用のエレベーターを改修した物)。この他に、高架化事業開始から暫定3-5番のりば完成までは、旧1番のりばと旧4・5番のりばを連絡する通路の階段に車椅子用の階段昇降機が設置されていた。暫定3-5番及び新6・7番のりば完成から2021年1月1日までは改札レベルと2階の各のりば間にエレベーターを設置、これに加えてエスカレーターを改札レベルと新6・7番のりば間に上下各1台設置していた。 2021年1月1日までは別駅舎の「鷹見口」(後述)を除くと東口・西口・北口の3つの改札口を持ち、北口は直営でみどりの窓口を設置しており、西口はJR九州サービスサポートに業務委託していた。自動放送導入駅(短絡線では踏切音のみ)で、全ての改札口に自動改札機が導入されていた。 旧駅舎東口(2012年9月・解体済み) 東口仮駅舎(2018年12月・解体済み) 西口(2011年6月・解体済み) 高架下の赤煉瓦通路(旧1番のりば側・解体済み) 1階旧1・2番のりば(解体済み) 2016年までの2階旧3-5番のりば(解体済み)
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