秩序の番人「モラル・キーパーズ」
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「薔薇のマリア」の記事における「秩序の番人「モラル・キーパーズ」」の解説
デニス・サンライズをリーダー「騎士団長」とするクラン。拠点は首都エルデン。基本活動内容は要所施設の警備、治安維持など。入団には厳しい戦闘技術、精神面での評価が求められる。「悪なれば即ち、これを斬る」を原則とし本来、法の存在しないエルデンにて自分たちが「悪」と判断したものは問答無用で斬り捨てる。隊単位に分かれ、各隊に隊長を据えて活動しており、規律は厳しく隊中法度は絶対である。前身となるクランは「モラリティ」。 デニス・サンライズ クラン「秩序の番人」の創始者にして初代総長。別名「太陽鬼」。破天一流免許皆伝。豪気な男で、トマトクンがメロンクンと名乗っていた時からの戦友。鎧「有翼天将」、大刀「日輪」、脇差「月明」を操り、実力はSIXすら凌駕するとも言われていた、カリスマ的存在。SmCとの戦で、罠にかかり死亡。 羅叉(ラサ) 元副長兼四番隊の隊長で現「秩序の番人」総長。凰州出身。ヨハン・焔・釈拿・琺瑠とは幼馴染みにあたる。顔中に傷がある。「死神」の異名の通り、「義」の上では冷徹非情だが、根底に熱いものを秘めている。デニス・サンライズを実の父のように慕っていた。デニスの死後、「日輪」を受け継ぎ総長となるも、弱体化の一途を辿る秩序の番人を叩きなおすために行った総長争奪トーナメントでのトマトクンとの一騎討ちに敗北、総長代理となる。ただただ剣であり続ける事が望みである。デニス・サンライズの持つ鎧の後継機「有翼魔人」を保有している。 焔(ホムラ) 凰州出身。第七番隊の長。口は悪いがとても優しい。「女夜叉」釈拿(シャクナ)の夫。ベアトリーチェ救出のため、「おしゃぶり人形(サックドール)」襲撃の際、妻の仇であるSIXに立ち向かうが不死身を利用した反撃を喰らい、死亡する。 ヨハン・サンライズ 副長兼三番隊の隊長。デニスの義理の息子に当たる。実父はカレル・シュペクナー。頭脳明晰で理路整然とした皮肉屋。それゆえ、団内での評判はあまりよくない。「秩序の番人」の前身、「モラリティ」の時からクランを見続けてきた。デニスの代も、羅叉の代も、総長の影となりクランを支えている。デニスの死後、「月明」を受け継いだ。誰よりも義父とトマトクンを尊敬していた。12巻では近眼のためメガネをかけるようになったことでクラン内の女性からもてるようになった。胸の奥では琺瑠のことを愛しているが、クランのため常に冷静であろうとすることでその思いを押し殺している。 琺瑠(フォール) 凰州出身。副長兼五番隊の隊長。東部系の美女。「女夜叉」釈拿の姉。凛とした顔つきに似合わずかわいい物が好きで、マリアローズを女の子だと勘違いして寮に泊まろうと誘った事もある。 釈拿(シャクナ) 凰州出身。琺瑠の妹で、焔の妻。その卓越した剣術から「女夜叉」と呼ばれていた。任務中にSIXと戦闘し、死亡した。焔の子を身籠っていたが、子も死亡した。 マシュー・シュナイデル 二番親衛隊隊長。デニスの死後、副長になった。30代なかばで秩序の番人の最古参。義に厚く、鋼の意志を持つ実直な人。皆の個性をよく理解している。 アーニャ・クルチバ 二十七番無名隊隊長、JMA副会長。19歳、灰色の眼にブルネット。その童顔と若さを駆使し、情報収集を行う。ヨハンに恋い焦がれ、その叱責に悶えるドM。しかしカタリにはドSになる。 カタリと何回かデートしている。フォールとヨハンがいい仲になっていくことに気づき、カタリにヨハンへの思いを打ち明けたことで完全ではないものの、ある程度まではヨハンのことを振り切ったようだ。
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