福知山線・山陰本線・舞鶴線
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「国鉄115系電車」の記事における「福知山線・山陰本線・舞鶴線」の解説
国鉄時代の1986年の福知山線電化開業により113系800番台が福知山運転所(当時)に配置されたが、運用数増加に伴ってJR化後の1987年に115系が岡山電車区から4両編成1本、続けて3両が転入した。いずれも非冷房車で、4両編成1本は黄色に青帯の旧福知山色に塗装された。非冷房編成1本は1991年に廃車となった。 1988年11月には岡山電車区から冷房車の115系1000番台4両編成2本が転入し、K13・K14編成となった。下り方先頭車はクハ111形300番台からの改造編入車であるクハ115-604・605であり、この2両はWAU102形冷房装置の搭載車で前照灯も大型白熱灯であった。1991年度にはモハ114形に霜取り用パンタグラフが増設され2基搭載となった。 K14編成は1993年に組成変更され、3両のY1編成となった。同編成からクハ115-1118+モハ115-1055が岡山区に転出し、車両交換をする形でクモハ115-1551が転入し組成された。 1999年10月の舞鶴線電化開業により、モハ114形のクモハ114形化・ワンマン運転対応などの6000番台化改造工事を施工されR編成5本(R1 - R5)として転入した。網干区および岡山区所属のクモハ115形+モハ114形ユニット5組10両より改造されたもので、山陰本線京都 - 城崎間と舞鶴線で113系5300・5800番台S編成と共通運用された。京都 - 園部間では京都総合運転所所属113系との併結運用も存在した。 3両編成のY1編成は1999年5月に消滅した。福知山運転所の115系配置両数は、2両編成のR編成5本と4両編成のK13編成1本を合わせて計14両の配置となった。 K13編成は福知山線全線で113系K編成と共通運用されたが、2004年6月に運用を離脱、下関地域鉄道部に転出しC43編成となる。K・S編成による福知山線運用は同年10月16日ダイヤ改正で消滅した。 2008年から223系5500番台が投入されたため、R編成は5編成中4編成が下関総合車両所に転出し、老朽化したクモハ115・114形550番台を置き換えた。この結果、福知山電車区の115系の配置はR1編成の1本のみとなった。 2010年3月13日ダイヤ改正で山陰本線京都 - 綾部間での運用を終了し、その後は113系2両編成と共通で、舞鶴線・山陰本線綾部 - 城崎温泉間で運用される。R1編成は2012年8月30日付で京都地域色となる緑色の単色に塗装変更された。 2022年4月1日現在、福知山電車区の115系はR1編成の2両(クモハ115-6510+クモハ114-6123)のみが所属する。
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