福知山線脱線事故と川島令三批判
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「久保田博」の記事における「福知山線脱線事故と川島令三批判」の解説
2005年4月25日に発生したJR福知山線脱線事故の際、鉄道評論家の川島令三は自著書『なぜ福知山線脱線事故は起こったのか』において、脱線原因を事故車207系電車に使用されているボルスタレス台車の構造が事故の一因であり、「台車メーカーや一部関係者から危険である旨の証言を得た」と述べている。 しかし久保田はこれに対し、「鉄道ジャーナル」誌において、ストッパーの存在や、ダイレクトマウント方式との構造比較を解説図で示して川島の構造理解の誤りを指摘・批判し、ボルスタレス台車原因説を全面否定した。鉄道技術者として、鉄道ファンである川島とは比肩できない深い視点で解説していた。 なお、川島からの反証・反論は、2008年8月に刊行された自著書『全国鉄道なるほど事情』においてなされているが、「危険であると思っている鉄道関係者は多くいる」と、具体的内容での反論はなく、従来の評価主張の繰り返しに留まっている。
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