福知山線岡踏切事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:16 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の記事における「福知山線岡踏切事故」の解説
1991年(平成3年)6月25日 8時18分ごろ(列車脱線事故〈踏切障害に伴うもの〉) 福知山線丹波竹田 - 福知山間の岡踏切で、大阪発城崎行きの普通列車(113系電車3両編成)が、立ち往生していたショベルカーを積載した大型トレーラーと衝突。先頭車(クモハ112-801)は大破し、盛り土上の線路から転落した。乗客341人が重軽傷を負った。 原因は大型トレーラーが高さ制限をオーバーした上、踏切上で立ち往生したことによる。 大型トレーラーの運転手は過失往来危険の現行犯で逮捕され、業務上過失傷害、道交法違反などで禁固2年6か月、執行猶予4年の判決が言い渡され、JR西日本も大型トレーラーの運転手を雇用していた福知山市の建設会社に対して約6000万円の損害賠償を請求した。 この事故を受けJR西日本は、約77億円を掛け、管内全域の自動車通行可能な踏切6361箇所の約64 %にあたる、4078箇所の踏切に障害物検知装置もしくは非常ボタンの設置を行うなどの安全対策を実施した。
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