福家警部補の報告
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 16:26 UTC 版)
「福家警部補の挨拶」の記事における「福家警部補の報告」の解説
禁断の筋書(プロット) 『ミステリーズ!』vol.44 - 45(2010年12月・2011年2月)、「福家警部補の帰還」を改題 実力派漫画家の河出みどりは、かつて共に同人誌を作り、同じく漫画家を志した元パートナーの三浦真理子を事故に見せかけて殺害する。みどりだけがプロになったことを羨んでいた真理子は、編集者に転身しいつしか辣腕営業部長にまでなったが、力を手に入れた真理子はかつての怨みを晴らすがごとく、みどりの新連載企画を潰していくことに、みどりが耐えかねたのだが、同人時代からのみどりのファンである福家が立ちはだかる。河出みどり - 漫画家。同人誌で人気が出始めてプロデビューした。 三浦真理子 - 業界最大手の出版社〈湧泉舎〉の辣腕営業部長。みどりと共同で同人誌を作っていたが、プロにはなれなかった。 細田理恵子 - みどりが尊敬し、憧れる大御所漫画家。 少女の沈黙 『ミステリーズ!』vol.47 - 48(2011年6月・8月) 今は亡き三代目の鶴の一声で解散したヤクザの栗山組は、2人の組員以外は皆、堅気の世界に馴染もうと努力していた。そんな中、組の解散に納得していなかった三代目の次男・次郎が、兄の娘を人質に取り、敵対関係にあった飯森組の関係先を襲撃するよう要求する。比奈を助けるため、三代目の右腕だった菅原巽は、若者に薬を売りさばいている昔の構成員を利用し、次郎との仲間割れによる相討ちに見せかけて2人を殺す。菅原巽 - 解散した栗山組の元構成員。三代目の右腕として、優れた才覚で組をまとめ上げていた。元構成員たちの再就職先探しに尽力している。 金沢肇 - 栗山組の元構成員。堅気になることを拒否し、竹内組に乗り換え、薬を売りさばいている。 栗山次郎 - 栗山組三代目の次男。組の解散に反対し、比奈を人質に、飯森組の関係先を襲撃せよと脅す。 栗山邦孝 - 栗山組三代目の長男。次郎の異母兄。家族の安全を思い、父とは距離を置き、堅気の商売をしてきた。 栗山比奈 - 邦孝の娘。10歳。 女神の微笑(ほほえみ) 『ミステリーズ!』vol.51(2012年2月) 白昼の銀座の裏通りで、ワゴン車が爆発する。幸い、爆発の規模は車内に留まる程度だったものの、車に乗っていた3人の男が死亡する。3人は前々週に発生した、爆弾を利用した銀行強盗未遂事件で容疑者として手配されていた男たちで、新たな犯行計画中に誤爆したと見立てられる。だが、実際には犯人は別にいた。犯人は、化学知識が豊富な初老の後藤夫妻で、警察が取り逃がしたり、訴追されずに逃げ切った凶悪犯を私刑していたのだ。犯行は完璧だったが、僅かな手がかりを元に後藤夫妻にたどり着いた福家が、2人の前に立ちはだかる。後藤秀治 - 化学肥料メーカーに勤めていたことのある初老の男性。 後藤喜子 - 秀治の妻。秀治と同じく化学知識が豊富。25年前の交通事故が原因で車椅子生活を送っている。 網山聡 - 被害者。31歳。鳥島秀・麻生孝史らと共に、宝石店強盗未遂事件で手配されていた。
※この「福家警部補の報告」の解説は、「福家警部補の挨拶」の解説の一部です。
「福家警部補の報告」を含む「福家警部補の挨拶」の記事については、「福家警部補の挨拶」の概要を参照ください。
- 福家警部補の報告のページへのリンク