神鏡の種類とは? わかりやすく解説

神鏡の種類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 15:46 UTC 版)

神鏡」の記事における「神鏡の種類」の解説

葉脈文鏡 中国王朝の内、殷(いん)・周代のものであり、紀元前1600年~紀元前770年世界最古神鏡である。現在でも21面し発見されておらず、銅鏡簡素なのであるが、日本土器よくある葉脈文や平行線文などの幾何学文様見られる素面春秋戦国時代の、紀元前770年~紀元前220年神鏡外見は名前の通り平板なのであるが、薄くて軽い為に技術の向上見られる蟠龍文鏡(はんりゅうひしもんきょう) 前漢前期の、紀元前219年~紀元前111年神鏡とぐろを巻く龍や図案彫られている。 方格規矩四神鏡 1~2世紀後漢神鏡中央方形の線が彫られそれぞれの区画青龍白虎朱雀玄武四神文様配置されている。 神仙画像鏡 2~3世紀後漢神鏡文様特徴として、神仙南極老人天皇大帝東王父西王母などが彫られている。 青龍三年方格規矩四神鏡 日本最古神鏡。この神鏡の銘にある「青龍3年」が、中国の魏の年号西暦235年に当たり、『魏志倭人伝』で邪馬台国女王卑弥呼が魏に遣い送ったのが景初3年(239年)のことであり、帰国したのが正始元年(240年)であるので、その中にこの鏡が含まれていた可能性指摘されている。 漢龍虎3世紀後漢晩期神鏡中央龍と虎文様睨み合っている為にこう呼ばれる三角縁神獣鏡(さんかくえんしんじうきょう/さんかくぶちしんじゅうきょう) 青銅出来断面突出して三角形成しており、且つ神獣文様刻まれている為にこう呼ばれる日本でのみ出土されるが、神獣鏡中国朝鮮でも多数出土されており、三角縁である点が日本固有の特徴である。 日本作られたものなのか、中国作られたものなのか判然としておらず、卑弥呼が魏の皇帝から下賜され銅鏡百枚の内に含まれるではないかと言われているが、邪馬台国時代3世紀遺跡・墓からは全く出土しないで、4世紀古墳時代遺跡のみから出土されている。 御霊代神鏡 神社宮中では神鏡御霊代とする事が多い。規定では「天神地祇並びに天皇はその鏡径一尺諸臣七寸とし、裏面神名刻し、鈕に紅紐をかけ、錦の袋に入れ箱に納め、この箱を入帷子包み唐櫃納め、ここに覆いをかけるか、御衾で包む。なお、唐櫃使用せず神鏡を絹で包み御樋代に、次に御船代納め、御衾で覆うも可」としている。

※この「神鏡の種類」の解説は、「神鏡」の解説の一部です。
「神鏡の種類」を含む「神鏡」の記事については、「神鏡」の概要を参照ください。

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