神鏡の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 15:46 UTC 版)
神鏡の発祥は中国に遡ると言われる。中国では日本以上に多数の古代神鏡が出土されており、日本で一番古いと言われる「青龍三年銘方格規矩四神鏡」が西暦235年とされるものであるのに比して、中国で最古とされる神鏡は「葉脈文鏡」であり、紀元前1600年~770年と日本と桁違いに古い。また、『魏志倭人伝』によると邪馬台国の女王・卑弥呼が魏に遣いを送り、魏から銅鏡百枚を下賜されたとあることからも、日本の神鏡文化は中国からの文化輸入であると考えられる。 なお、朝鮮においても神鏡は多数出土される。 兵庫県井石神社の神鏡は、新羅から帰化した天日槍が伝来したと伝える。一方、宮内省は、1895年(明治28年)以降創立の官国幣社に対し、御霊代は神鏡とする旨の通達をした。
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