石川厚生年金会館とは? わかりやすく解説

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本多の森北電ホール

(石川厚生年金会館 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/11 19:49 UTC 版)

本多の森北電ホール
HONDANOMORI HOKUDEN HALL
情報
通称 本多の森ホール[1]
正式名称 本多の森北電ホール
旧名称 石川厚生年金会館[2][3]、北陸電力会館本多の森ホール[4]
完成 1977年5月
開館 1977年5月1日
客席数 1,707席[5]
延床面積 15,606m²
用途 音楽コンサート全般、舞台公演など
運営 本多の森ホール運営委員会
所在地 920-0935
石川県金沢市石引四丁目17番1号[6]
位置 北緯36度33分30.4秒 東経136度39分54秒 / 北緯36.558444度 東経136.66500度 / 36.558444; 136.66500座標: 北緯36度33分30.4秒 東経136度39分54秒 / 北緯36.558444度 東経136.66500度 / 36.558444; 136.66500
最寄バス停 金沢ふらっとバス(菊川ルート)「本多の森ホール」バス停前
最寄IC 北陸自動車道金沢東IC
外部リンク 本多の森北電ホール
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本多の森北電ホール(ほんだのもりほくでんホール)は、石川県金沢市石引にあるコンサートホール北陸電力がホールを所有しており、運営は本多の森ホール運営委員会が行っている[4]

建物は「石川厚生年金会館」として竣工[4]。2008年12月に北陸電力が引き継ぎ、2009年10月に名称を「北陸電力会館 本多の森ホール」とした[4](通称「本多の森ホール」[1][2][7])。その後、シンプルな名称とするため、2023年7月1日に「本多の森北電ホール」に名称を変更した[4]

本項目では、ホールに併設する石川県本多の森庁舎(いしかわけんほんだのもりちょうしゃ)についても記載する。

概要

兼六園の隣、石川県立美術館石川県立歴史博物館など文化施設が集まる本多の森公園の一角に位置している[6]。公園内の石川護国神社の隣にあった石川県営兼六園野球場1973年閉鎖)[8]の跡地に1977年昭和52年)に完成した[7]建築家黒川紀章による設計で[6]、施工は熊谷組

旧石川県営兼六園野球場の形状に沿った扇形の外観であり[6]、収容人数は1707席[5]。外壁は金沢の町家をイメージし[7]、黒川が好んだ利休ねずみの塗色が使用されている[7]。また、周囲の景観に配慮し低層構造にしている[6]。完成した翌年の1978年(昭和53年)には第19回BCS賞を受賞している[6]

石川厚生年金会館

会館開業当時の名称は石川厚生年金会館(いしかわこうせいねんきんかいかん)[2][3]厚生年金保険加入者の福祉増進を目的として社会保険庁が設置した厚生年金福祉施設であり、全国に所在する厚生年金会館の一つである石川厚生年金会館(通称:ウェルシティ金沢)の付帯施設の一つであった。大ホール以外にはシティホテル機能や結婚式場を備えていた。

施設保有権が社会保険庁から独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)に移管され、他の厚生年金会館と同様に施設の民間への売却が検討されていた。RFOは一般競争入札を実施し[5]、北陸電力が9億円の価格で落札した[9][10]

入札結果を受け、RFOは2009年(平成21年)8月31日の営業終了後に施設を北陸電力に施設を引き渡し[10]、同社は大ホールの名称を「北陸電力会館 本多の森ホール」(通称:本多の森ホール)とすることを決定した[1]

2009年(平成21年)10月16日にホール部分が「北陸電力会館 本多の森ホール」として開館し[10][11]、ホール外の施設には北陸電力によるPRコーナー「What's ほくでん なるほど館」が設けられている[10][12]

石川県本多の森庁舎

旧石川厚生年金会館のホテル・結婚式場の部分は石川県が取得[10]。これまで利用していた「石川県広坂庁舎」を廃止し、2011年(平成23年)3月14日に「石川県本多の森庁舎」として開設した[3]。現在、石川県立生涯学習センター、ジョブカフェ石川などが入居している。

主な入居団体等

交通

公共交通機関路線バス
自動車

脚注

  1. ^ a b c (PDF)『石川厚生年金会館大ホールの新名称決定について』(プレスリリース)北陸電力、2009年4月27日https://www.rikuden.co.jp/press/attach/09042703.pdf2023年1月1日閲覧 
  2. ^ a b c 矢沢永吉、武道館5DAYSを含むロングツアー決定”. 音楽ナタリー (2010年4月12日). 2023年1月1日閲覧。
  3. ^ a b c 広報いしかわ No.1643” (PDF). 石川県広報広聴室 (2011年3月2日). 2023年1月1日閲覧。
  4. ^ a b c d e 「北陸電力会館 本多の森ホール」の名称変更について~新名称「本多の森北電ホール」~ - 2023年6月15日、北陸電力
  5. ^ a b c (PDF)『一般競争入札による石川厚生年金会館の売却への参加検討について』(プレスリリース)北陸電力、2008年10月7日https://www.rikuden.co.jp/press/attach/08100701.pdf2023年1月1日閲覧 
  6. ^ a b c d e f 押さえておきたい、金沢の名作建築・美術館10選。”. Casa BRUTUS (2022年3月18日). 2023年1月1日閲覧。
  7. ^ a b c d 『ニッポンを解剖する!金沢 能登図鑑』JTBパブリッシング、2018年3月1日、74頁。ISBN 978-4-533-12465-5 
  8. ^ 『愛蔵版ふるさと写真館 北國新聞創刊115周年記念』北國新聞社、2008年7月16日、346頁。 
  9. ^ (PDF)『一般競争入札による石川厚生年金会館の落札について』(プレスリリース)北陸電力、2008年12月25日https://www.rikuden.co.jp/press/attach/08122501.pdf2023年1月1日閲覧 
  10. ^ a b c d e 本多の森ホール開館 北陸電力、改装工事終了”. 北國新聞 (2009年10月16日). 2009年10月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年1月1日閲覧。
  11. ^ 北陸電力70年史編集委員会 (編)『北陸電力70年史』北陸電力、2021年11月、632頁。 
  12. ^ What's ほくでん なるほど館(PR施設) - 北陸電力
  13. ^ 金沢ふらっとバス 時刻表・ルート図 (PDF) - 金沢市歩ける環境推進課

関連項目

外部リンク


石川厚生年金会館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 06:23 UTC 版)

北陸電力会館 本多の森ホール」の記事における「石川厚生年金会館」の解説

会館建設当時ホール名称は石川厚生年金会館大ホールで、厚生年金保険加入者の福祉増進目的として社会保険庁設置した厚生年金福祉施設であり、全国所在する厚生年金会館一つである石川厚生年金会館(通称ウェルシティ金沢)の付帯施設一つであった。大ホール以外にはシティホテル機能結婚式場備えており、これらを含む会館全体を、社会保険庁関連する財団法人厚生年金事業振興団2009年8月31日まで運営していた。『石川厚生年金会館』は、イベント案内などでしばしばその「大ホール」の通称として用いられた。 2005年施設保有社会保険庁から独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構RFO)に移管され、他の厚生年金会館同様に施設民間への売却検討されていた。RFOは石川厚生年金会館についても一般競争入札売却を行う意向明らかにしており、2008年12月25日施設売却のための入札が行われ、北陸電力が9億円の価格落札した入札結果を受け、RFO2009年8月末の営業終了後に施設北陸電力施設引き渡し北陸電力施設名称を「北陸電力会館」(ほくりくでんりょくかいかん)とし、大ホールの名称を「本多の森ホール」(ほんだのもりホール)とすることを決定した2009年10月16日ホール部分が「北陸電力会館 本多の森ホール」として開館しホール外の施設には北陸電力によるPRコーナー設けられた。

※この「石川厚生年金会館」の解説は、「北陸電力会館 本多の森ホール」の解説の一部です。
「石川厚生年金会館」を含む「北陸電力会館 本多の森ホール」の記事については、「北陸電力会館 本多の森ホール」の概要を参照ください。

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