甲賀七人衆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/23 01:49 UTC 版)
甲賀の里の中でも異端的な扱いをされている姫宮村の出身。特異な環境に育った為に全員がそれぞれ特殊な体質を持つ。 阿魔野邪鬼 甲賀七人衆の筆頭で、忍術全般に優れるが、特筆すべきは不死身の身体である。毒や刃物で止めを刺されても3時間もあれば完全に再生する、という恐るべき回復力を有している(ただ、作品中に手足や首を切り落とされる描写は無いため、身体の一部を切り落とした際にこれがくっ付くのか、それとも新たに生えてくるのかは不明である)。回復力のみならず体も壮健なのか、本人は200年間生きてきたと語っており、与作も同様の発言をしている。その不死身の身体を利用して敵の特徴・弱点・術を把握するために勝負に敗れることを厭わず、一度死んだ後で復活し、改めて相手に勝負を挑むということが多い。そして二度と同じ手にはかからない(唯一の例外は影丸だけで、邪鬼自身もそう発言している)。大八、彦三を倒している。 十兵衛 カメレオンの如く、身体の色を周囲に同化させることが出来る。裸になって初めてこの能力を使っていることから、衣服まで周囲と同化させることはできない。影丸に手傷を負わせるが、影丸に血を吹き付けられて同化能力を発揮できなくなり、影丸に捕らえられるも、舌を噛んで自害する。 くも丸 トリモチ状の唾を口から吐き出し、これを相手の目に吹き付けて視力を奪ったり、蜘蛛の巣を形成したりする。影丸と室内で戦うが、木の葉によって蜘蛛の巣に木の葉を吹き付けられ、無効化されて倒された。 犬丸 その名の通り4足歩行で走り、足は速い。鼻が非常に利き(本人曰く「三里先の魚のにおいまで嗅ぎ分けられる」)、陸上戦において全般的に優れる。若葉藩に来て間もない影丸に手裏剣で深手を負わせる。山犬を呼んで操ることも出来る。水中での戦いは苦手としており、右京に水中に引きずり込まれて敗れる。 五郎兵衛 非常に硬い身体をしており、刀で切りつけられても傷1つ付かない。飛び蹴りで右京に重傷を負わせる。犬丸同様水の中に弱く、水の中に潜った影丸に不意を突かれて足に縄を付けられ、引きずり込まれ溺死させられる。 半太夫 分身と催眠術を得意とする。自分とそっくりの姿に化けた影丸に鏡の間に誘い込まれ、鏡に映った自分の姿を、自分の真似をする影丸だと思って催眠術を自分にかけてしまい、自ら喉を突いた。 半助 潜水できる時間が半刻(=一時間)と非常に長く、水中戦で強さを発揮する。水中で攻撃をする時は黒い水を一帯に撒き散らし、それに紛れて敵の背中にクナイを突き立てることで敵を仕留める。この戦法で右京、兵衛を倒し、影丸を苦しめた。ただ、熱さには弱い。潜水時間の限界を影丸に知られ、呼吸をするため水面から飛び上がったところを、影丸と彦三の手裏剣を受けて倒された。
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