甲賀の金剛(こうがのこんごう、演:天津敏)
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第8部『忍法まぼろし衆』から第10部にかけて登場。甲賀流忍者五十三家の筆頭に位置するという最強の甲賀忍者。目的を達するためには味方さえも騙して使い捨てにする非情さを持つ。第8部では暗闇の御大老に仕え、甲賀まぼろし衆と協力し、松平定信の腹心たちの暗殺を狙って秋草と戦った。第9部『傀儡忍法帖』では秋草を自分の手で葬るため、同じく秋草の命を狙った九州の黒風堂幻心を頭領とする傀儡流の忍者集団と敵対して秋草を含めた三つ巴の戦いを展開した。第10部では忍び七十三流の末裔の忍者たちを競わせて中山道や甲州街道で秋草の命を狙わせた。その目的は七十三流の忍者たちの実力を幕府に不満を持つ諸大名に誇示し、それぞれを召し抱えさせて世の中を再び忍者が力を発揮できる戦乱の世にすることだったが、秋草と金剛の命を狙う幻流忍者瞳太郎坊の出現によって秋草を含めた三つ巴の戦いを繰り広げた。秋草を狙う自分と太郎坊について秋草本人に『俺がお主を狙うのは、滅びゆく忍びの家門を盛り立てるため。太郎坊は己の私欲のためだ』とその違いを強調している。甲賀竜四郎や甲賀白雲斉との関係は不明。
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