現存する本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/02/26 15:41 UTC 版)
「慶長古活字版源氏物語」の記事における「現存する本」の解説
一般的に古活字版は整版本と比べて一つの版木から印刷される「同じ本」の数が整版本は約2万とされるのに対し古活字版は約100が上限とされるなど同じ本が作成される数がかなり少ない。この「慶長古活字版源氏物語」については現存することが確認されている本はわずかに以下の三本しか無い。これらの三本は、表紙の色が紺色か香色(黄色)かや題箋の位置が中央に貼られているかそれとも右肩に貼られているかなどがそれぞれ異なっている。 実践女子大学蔵本黒川真頼旧蔵本。蓬生1帖を欠く53帖が現存する。その他柏木も一部を欠く。桐壺から末摘花までの間に湖月抄から持ってきた注釈の書き入れがある。 竜門文庫蔵本蓬生・椎本2帖を欠く52帖。若紫・明石・澪標・柏木・宿木・東屋の6帖が補写であり、桐壺・帚木・須磨・明石・澪標・関屋・絵合・松風・薄雲・朝顔・少女・玉鬘の12巻には補写の巻と同じ筆跡で注記の書き入れが見られる。 一誠堂書店創業九十周年記念古典籍善本展示即売会目録(平成5年)掲載本卜部吉田家旧蔵とされる。
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現存する本
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/16 09:25 UTC 版)
尊経閣文庫に蔵する本は前田本と呼ばれ、重要文化財に指定されている。貞和年間(1345-1350年)の筆写により、本文以外に紙背文書も日本史の重要な史料である。1943年にコロタイプ複製本が出版され、国立国会図書館デジタルコレクションでも公開されている。 宮内庁書陵部の本は江戸時代に佐伯藩で前田本を写したものを、毛利高翰が幕府に献上したものである。 清末の『古逸叢書』に『玉燭宝典』が収められ、中国でも再び知られるようになった。 他の諸本については石川(2005)に詳しい。
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