現在の自衛隊格闘術とは? わかりやすく解説

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現在の自衛隊格闘術(新格闘)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 16:20 UTC 版)

自衛隊格闘術」の記事における「現在の自衛隊格闘術(新格闘)」の解説

2008年平成20年)より新たな内容格闘術変更された。この新し格闘術自衛隊内では「新格闘」と呼ばれている。 各国の軍・治安機関では、テロ・ゲリラなどの脅威対処するにあたり火器有効に利用できない状況生起する想定し実戦的近接格闘術開発していた。一方で自衛隊での訓練武道色の強い内容のままであった日本でも不審船事案により北朝鮮特務機関日本国内対日有害活動繰り返すなど、テロもしくはゲリラコマンドにより近接戦闘生起する可能性高まったことを受け、陸上自衛隊では自衛官戦闘最終局面自己防衛しつつ任務達成できるよう、2000年平成12年)度頃より格闘術全体見直し検討した検討は、陸上幕僚長森勉実戦的徒手格闘体系早期確立するよう指示したことにより、本格化した。これにより自衛隊体育学校第一教育課格闘研究プロジェクトチーム発足し格闘術抜本的な見直し進めた格闘研究プロジェクトチーム研究成果基づいた新たな格闘術2006年平成18年)に第10師団試験的に導入した2007年平成19年中に教育訓練方法などを検討し2008年平成20年)に全部隊で導入された。 新格闘訓練履修対象は、2佐以下の全陸上自衛官であり、実任務即した技能として勤務査定導入されている。海上自衛隊および航空自衛隊でも、警務官基地警備等を担任する一部自衛官限り任務のために新格闘習得する技術体系従来から大幅に見直されこれまでの徒手格闘銃剣格闘短剣格闘という分類から、徒手技術武器技術という分類変更されている。 また、訓練使用する防具ミズノ製の軽量かつ着装しやすい防具へと変更された。これは、従来防具よりも安全性高めつつも、訓練痛みだけを与えることができる新機軸基づいた防具であり、あえて痛み与えることで自衛官技能精神力向上させる狙いがある。ただし、それでも怪我人発生している。

※この「現在の自衛隊格闘術(新格闘)」の解説は、「自衛隊格闘術」の解説の一部です。
「現在の自衛隊格闘術(新格闘)」を含む「自衛隊格闘術」の記事については、「自衛隊格闘術」の概要を参照ください。

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