熊野神社とはとは? わかりやすく解説

熊野神社とは

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 16:09 UTC 版)

熊野神社 (鎌倉市)」の記事における「熊野神社とは」の解説

熊野神社とは、熊野三山熊野本宮大社熊野速玉大社熊野那智大社)から勧請された神社を指す。 有史以前からの自然信仰聖地であった熊野紀伊国牟婁郡)に成立した熊野三山は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての中世熊野詣における皇族貴紳参詣によって、信仰制度の上での確立をみた。しかしながら中世熊野詣を担った京からの参詣者は、後鳥羽上皇はじめとする京都皇族・貴族上皇陣営加勢し熊野別当家承久の乱において没落したことによって、歴史表舞台から退きかわって東国武士や有力農民前面出てくるようになるこうした一般参詣者とそれに伴う収入経営基盤求めた13世紀半ば以降熊野三山は、全国信仰広め参詣者を募るため、山伏熊野比丘尼各地送り熊野権現神徳説いた。この過程で、全国数多く熊野神社、すなわち熊野三山から勧請された神社成立した本項はそうした熊野神社のうち、神奈川県鎌倉市所在する神社群について扱う。

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熊野神社とは

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 14:32 UTC 版)

熊野神社」の記事における「熊野神社とは」の解説

熊野神社とは、熊野三山熊野本宮大社本宮〉、熊野速玉大社新宮〉、熊野那智大社那智〉)の祭神である熊野権現勧請受けた神社のことである。熊野詣の盛行有力者による荘園寄進熊野先達活動により全国熊野信仰がひろまったことにより、熊野三山祭神勧請した神社全国成立した熊野三山祭神である熊野権現は、その主祭神である熊野三所権現だけでなく、本宮新宮では他に9祭神祀られ十二所権現呼ばれ那智はさらに1柱多く祀られ十三権現呼ばれ、それらも含まれている。熊野三山祭神勧請するといった場合三所権現いずれかひとつの神ない三神全て、または十二所権現全てないし若宮のみを勧請する場合や、九十九王子中でも重要な五体王子勧請するものもあり、それら全て含めて熊野神社とした場合、その数は三千余に達するという。熊野神あるいは熊野権現勧請した全国各地にある神社は、熊野神社呼ばれるともあれば、熊野神あるいは熊野権現12祭神から構成されていることから、十二所神社または十二社神社呼ばれることもある。 有史以前からの自然信仰聖地であった熊野紀伊国牟婁郡)に成立した熊野三山は、平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての中世熊野詣における皇族・貴族参詣によって、信仰制度の上での確立をみた。「熊野御幸(くまのごこう)」と呼ばれる熊野詣を最初に行ったのは、延喜7年907年)の宇多上皇であり、次いで正暦3年992年)の花山上皇である。しかしながら中世熊野詣を担った平安京からの参詣者は、後鳥羽上皇はじめとする平安京皇族・貴族上皇陣営加勢し熊野別当家承久の乱において没落したことによって、院の参詣実質的に終焉し、貴族による参詣13世紀過ぎまでのことであったかわって承久の乱以後鎌倉時代には新たな参詣者層として地方武士登場し15世紀ごろには一般民衆最盛期迎えた室町時代から戦国時代にかけて熊野山領の荘園からの収入減退したことが熊野先達御師発達促し熊野先達活動全国及んだことで熊野信仰伝播はいっそう促進された。

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