熊谷市街地の新旧3経路について
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「埼玉県道・群馬県道83号熊谷館林線」の記事における「熊谷市街地の新旧3経路について」の解説
熊谷市街地の起点-国道17号熊谷バイパス肥塚交差点間は、先述のとおり2020年3月31日時点で2019年5月に開通した新島地区を起点とする経路が指定されている。それまでは筑波地区を起点とする経路(旧道)、更に以前は本町地区を起点とする経路(旧々道)が指定されており、少なくとも2度に渡り、熊谷市街地の全区間を付け替える変更が行われている。 旧々道は、熊谷市本町の国道17号交点(熊谷市役所入口交差点)を起点とし、市役所通り・北大通り・箱田通りと愛称のついたルートを辿って、国道17号熊谷バイパスの肥塚交差点の手前約160 m地点で、旧道に合流する。箱田通りは商店街で、中央線の無い狭い通りとなっており、同通りを抜けると中央線はあるものの旧道合流までの区間には歩道が整備されていなかった上、路線バスも通過していた。 旧道は、さいたま博(現在のスポーツ文化公園西側で1988年に開催)のアクセス路整備の一環で、都市計画道路福祉センター通線として1987年3月に開通した街路である。2004年に開催された第59回国民体育大会(彩の国まごころ国体)関連整備の一環として、2000年に福祉センター通線及び国道17号筑波交差点から熊谷羽生線と重複して福祉センター線と分岐する地点までが熊谷館林線に指定され(旧道)、代替にそれまでの熊谷館林線(旧々道)が熊谷市に移管された(路線バスは2004年9月に経路変更)。熊谷駅前の埼玉県道91号熊谷停車場線に続く形で国道17号の筑波交差点を起点とし、同じく筑波交差点を起点とし重複していた埼玉県道128号熊谷羽生線と末広交差点で別れると、ほぼ北方に直進し、肥塚で旧々道と合流すると、すぐに熊谷バイパス肥塚交差点と至り、現道へ接続する。 現道の建設と旧道廃止(熊谷市移管)の経緯について、今の現道は都市計画道路「熊谷西環状線」として整備計画が立てられたもので、国道17号本線深谷市方面と国道407号妻沼バイパス太田市方面間を短絡するルートである為、旧道と熊谷バイパス以北のルートから考えれば、本来熊谷館林線とは関連が無く接続もしない道路計画だが、熊谷市と埼玉県の協議の結果、埼玉県(熊谷県土整備事務所)が整備することとなったことから、計画地から一番直近の主要地方道である熊谷館林線の新道に位置づけて整備を加速させることとなった。それに伴い、建設に先駆けて、2012年11月に起点の熊谷市新島より熊谷市肥塚までの計3,870mが県道熊谷館林線の新しい経路(新B)として告示された。熊谷西環状線区間の指定に当たっては、従来の筑波起点-熊谷バイパス間の現道(熊谷羽生線との重複区間を除く)を熊谷市に移管して市道135号とし、熊谷西環状線を県道熊谷館林線の本線として置き換えることを前提としており、先述の通り、2020年3月31日付で移管が実施された。また、2015年に熊谷市がラグビーワールドカップ2019の会場の一つとして決定したことにより、関連道路整備の一部に組み込まれて整備が加速、開通により、開催時のシャトルバス運行ルートの一つ(熊谷運動公園駐車場・熊谷市スポーツ文化村くまぴあ-熊谷ラグビー場)としても活用された。
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