熊谷ラグビー場とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 熊谷ラグビー場の意味・解説 

熊谷ラグビー場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/31 02:15 UTC 版)

熊谷スポーツ文化公園 > 熊谷ラグビー場
熊谷ラグビー場

施設情報
所在地 埼玉県熊谷市川上810
位置 北緯36度10分5.7秒 東経139度24分8.8秒 / 北緯36.168250度 東経139.402444度 / 36.168250; 139.402444座標: 北緯36度10分5.7秒 東経139度24分8.8秒 / 北緯36.168250度 東経139.402444度 / 36.168250; 139.402444
開場 1991年
拡張 2016年 -
所有者 埼玉県
運用者 指定管理者)公益財団法人埼玉県公園緑地協会
照明 あり
大型映像装置 あり
設計者 松田平田設計(増改築工事)
建設者 清水建設(増改築工事)
使用チーム、大会
ラグビーワールドカップ20192019年
埼玉パナソニックワイルドナイツ2022年 - )
収容人員
約24,000人

熊谷ラグビー場(くまがやラグビーじょう)は、埼玉県熊谷市熊谷スポーツ文化公園内にあるラグビー場。

概要

熊谷スポーツ文化公園内のラグビー専用の競技場である。[1]

メインスタジアムであるAグラウンドとそれに隣接するBグラウンド・Cグラウンド、さらに公園西端の西グラウンドの4つのラグビー競技場がある。全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会では、4グラウンドすべてが使用される。

Aグラウンド

全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会やリーグワン埼玉パナソニックワイルドナイツのホームゲーム)、関東大学ラグビー(関東大学ラグビー対抗戦グループ関東大学ラグビーリーグ戦グループ)など数多くの試合が行われる。収容人数 24000人(全席座席)。

2019年に ラグビーワールドカップ2019の会場のひとつとなった。

2022年より パナソニックワイルドナイツのホームスタジアムとなっている。

なお、ワイルドナイツのホストゲームでのベンチサイドは、クラブハウスに近い北側がホストのワイルドナイツ、南側がビジターチームとなる。

B・Cグラウンド

Bグラウンドは観客席(収容人員6700人)付きの専用グラウンドだが、Cグラウンドは多目的広場としての利用も可能となっている(但し有料施設の扱いであり、自由に立ち入りはできない)。

その他

公園西端の "西グラウンド" は、かつての西第1多目的広場をラグビーの試合が可能なグラウンドとして改修したもの。アルカス熊谷が練習グラウンドに使用しているほか、全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会などでも利用されている。

また、Aグラウンドに隣接するさくらオーバルフォートには、ワイルドナイツ専用の練習グラウンドがある。

ラグビーW杯会場としての使用

日本でのラグビーワールドカップ2019の開催に合わせて、埼玉県と熊谷市は熊谷ラグビー場を改修し、強豪国との試合の開催が可能なBカテゴリー相当のスタジアムへ拡張する改修を行った。

改修前の収容能力は、芝生席込み24000人(座席9232人、立ち見4828人)であり、これを国際大会規格に適合させるため、全面座席に改修、新たにナイター照明塔、大型映像装置をそれぞれ新設すること(W杯開催には映像装置と照明設備が必須のため)や、屋根拡張(面積7000平方メートル、高さ35メートル)などを行った[2]。その他フィールドやスタンド、外構の改修も行われた。下記掲載の写真にある通り、メインスタンドとバックスタンドの配置を入れ替えている。

2015年6月に基本・実施設計の一括委託を行う競争入札が行われ、松田平田設計が落札[3]。スタジアム本体の施工に当たっては設計段階から施工者が関与する方式(アーリー・コントラクター・インボルブメント、ECI方式)が採用され、公募型プロポーザルにより清水建設が施工を前提とした「設計技術協力者」に選定された[4]。2016年6月に工事に着手しており、総事業費は124億200万円[5]。2018年8月31日に完成した。9月1日の全国高校ラグビー埼玉大会の開会式を皮切りに、10月20日ラグビートップリーグパナソニック ワイルドナイツVSキヤノンイーグルスの試合を熊谷ラグビー場こけら落とし記念試合として開催した。

ラグビーワールドカップ2019では予選プール戦が開催され、プールAのロシアサモア(9月24日)、プールDのジョージア - ウルグアイ(9月29日)、プールCのアルゼンチン - アメリカ合衆国(10月9日)の3試合が開催された。

沿革

アクセス

ラグビーワールドカップ時のアクセス

ラグビーワールドカップ及び同テストマッチの日本代表戦では、以下の特殊手段でのアクセスとなる。

運行時間・予約方法等の詳細については、「熊谷へラグビーを見に行こう」サイトの『熊谷ラグビー場へのアクセス[12]』ページを参照。

駐車場や周辺道路、ラグビーロードを規制し、シャトルバスや徒歩のみのアクセスに限る。

園内乗り入れの路線バスは運休[13]

電車利用者

予約不要シャトルバス

熊谷駅から徒歩8分:熊谷市街地ファンゾーン前(市役所通り) - (ラグビーロード経由) - 西第2多目的広場(臨時駐車場)。 帰宅時は熊谷駅北口ロータリー着。

ファンゾーンは国道17号現道と市役所通りが交差する「コミュニティひろば」。

籠原駅北口 - (国道17号・国道17号熊谷バイパス国道125号行田バイパス埼玉県道303号弥藤吾行田線経由) - 第6駐車場内くまがやドーム北西側。

予約制シャトルバス

いずれも園内は第6駐車場内くまがやドーム北東側を発着。

羽生駅西口から徒歩2分:ベルク羽生西店前(羽生市)。

森林公園駅北口(滑川町)。

太田駅南口から徒歩2分:OTA スクエアビル前(群馬県太田市)。

自家用車利用者

予約制パークアンドライド

いずれも園内は第7駐車場を発着。

妻沼臨時駐車場(妻沼西部工業団地内) - (国道407号妻沼バイパス・熊谷バイパス・行田バイパス・弥藤吾行田線経由) - 駐車場。

テストイベント時は妻沼運動公園を使用していた[14]

熊谷さくら運動公園 - (宮塚古墳通り・熊谷西環状線・妻沼バイパス・熊谷バイパス・行田バイパス・弥藤吾行田線経由) - 駐車場。

大里行政センター - (埼玉県道257号冑山熊谷線新道・第2北大通線熊谷谷郷線・行田バイパス・弥藤吾行田線経由) - 駐車場。

行田市総合公園(行田市) - (行田バイパス・弥藤吾行田線経由) - 駐車場。

園内移動

第6駐車場東側及び第7駐車場は、ラグビー場から距離がある為、足が不自由な人を優先に自動運転バス「おもいやりシャトル」で第4駐車場へ中継する。

ギャラリー

脚注

  1. ^ [1]
  2. ^ ラグビーW杯、熊谷で開催を 観客席増、大型スクリーン新設などで立候補へ 埼玉(産経新聞ニュース2014年10月31日 11月1日閲覧)
  3. ^ “埼玉県/熊谷ラグビー場改修設計(熊谷市)/松田平田設計に”. 日刊建設工業新聞. (2015年7月1日). http://www.decn.co.jp/?p=41427 2016年10月27日閲覧。 
  4. ^ 公募型プロポーザルの最終審査結果について”. 埼玉県公園スタジアム課 (2016年7月21日). 2016年10月27日閲覧。
  5. ^ “来月から熊谷ラグビー場改修工事 完成は30年8月予定”. 産経新聞. (2016年5月11日). https://www.sankei.com/article/20160511-3F4LWGW5LZNGZLETVCPR7IHPQE/ 2016年10月27日閲覧。 
  6. ^ 開催会場 熊谷ラグビー場 (2021年4月11日閲覧)
  7. ^ 日本ラグビーフットボール協会 - ニュース ラグビーワールドカップ2019組織委員会 開催都市決定のお知らせ【組織委員会】 (2015年3月2日、同日閲覧)
  8. ^ 日本ラグビーフットボール協会 - ニュース リポビタンD presents JAPAN RUGBY CHALLENGE 2020 開催のお知らせ (2020年11月11日、2020年11月29日閲覧)
  9. ^ 埼玉県庁のツイート(2021年8月24日19時52分)
  10. ^ "社告 囲碁本因坊戦 日程と開催地決定". 毎日新聞. 毎日新聞社. 5 February 2022. 2022年2月17日閲覧
  11. ^ クロスボーダーラグビー2024 レポート(埼玉WK 38-14 ギャラガー・チーフス)
  12. ^ 熊谷ラグビー場へのアクセス[リンク切れ]
  13. ^ 9月6日 ラグビー日本代表vs南アフリカ代表戦開催日について|お知らせ|国際十王交通
  14. ^ 32 こけら落としイベント時の妻沼運動公園駐車場について:熊谷市ホームページ

外部リンク


熊谷ラグビー場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 05:00 UTC 版)

熊谷スポーツ文化公園」の記事における「熊谷ラグビー場」の解説

詳細は「熊谷ラグビー場」を参照 メインスタジアムとなるAグラウンド隣接してB,Cグラウンドがある。主として全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会全国高等学校ラグビーフットボール大会埼玉県大会の会場として3グラウンドすべて使用される2004年開催され彩の国まごころ国体ラグビーフットボール競技ではこれら3グラウンドに同じ市内荒川緑地ラグビー場加えて開催した。このラグビー場により、熊谷市は「ラグビータウン熊谷」を名乗り普及力を入れている。2019年にはラグビーワールドカップ2019日本大会開催された。

※この「熊谷ラグビー場」の解説は、「熊谷スポーツ文化公園」の解説の一部です。
「熊谷ラグビー場」を含む「熊谷スポーツ文化公園」の記事については、「熊谷スポーツ文化公園」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「熊谷ラグビー場」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「熊谷ラグビー場」の関連用語

熊谷ラグビー場のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



熊谷ラグビー場のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの熊谷ラグビー場 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの熊谷スポーツ文化公園 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS