ラグビーW杯会場としての使用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 10:07 UTC 版)
「熊谷ラグビー場」の記事における「ラグビーW杯会場としての使用」の解説
日本でのラグビーワールドカップ2019の開催に合わせて、埼玉県と熊谷市は熊谷ラグビー場を改修し、強豪国との試合の開催が可能なBカテゴリー相当のスタジアムへ拡張する改修を行った。 改修前の収容能力は、芝生席込み24000人(座席9232人、立ち見4828人)であり、これを国際大会規格に適合させるため、全面座席に改修、新たにナイター照明塔、大型映像装置をそれぞれ新設すること(W杯開催には映像装置と照明設備が必須のため)や、屋根拡張(面積7000平方メートル、高さ35メートル)などを行った。その他フィールドやスタンド、外構の改修も行われた。 2015年6月に基本・実施設計の一括委託を行う競争入札が行われ、松田平田設計が落札。スタジアム本体の施工に当たっては設計段階から施工者が関与する方式(アーリー・コントラクター・インボルブメント、ECI方式)が採用され、公募型プロポーザルにより清水建設が施工を前提とした「設計技術協力者」に選定された。2016年6月に工事に着手しており、総事業費は124億200万円。2018年8月31日に完成した。9月1日の全国高校ラグビー埼玉大会の開会式を皮切りに、10月20日ラグビートップリーグパナソニック ワイルドナイツVSキヤノンイーグルスの試合を熊谷ラグビー場こけら落とし記念試合として開催した。 ラグビーワールドカップ2019では予選プール戦が開催され、プールAのロシア - サモア(9月24日)、プールDのジョージア - ウルグアイ(9月29日)、プールCのアルゼンチン - アメリカ合衆国(10月9日)の3試合が開催された。
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