ラグネル・ダナショールド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/06/07 05:56 UTC 版)
「肩をすくめるアトラスの登場人物一覧」の記事における「ラグネル・ダナショールド」の解説
Ragnar Danneskjöld 米国からヨーロッパの「人民国家」への救援物資を運ぶ船を襲う、世界的に有名な海賊。長身、金髪で「どきりとするほど完璧な美しい顔」をしている。女優ケイ・ラドロウと結婚しているが、彼らの関係は外の世界では知られていない。 ヨーロッパの貴族の家系で、父は司教。 哲学者を志し、名門パトリック・ヘンリー大学に入学。入学後に知り合ったフランシスコ・ダンコニア、ジョン・ゴールトと共に、ヒュー・アクストン博士の下で哲学を、ロバート・スタッドラー博士の下で物理学を学ぶ。学生時代は3人の中でもっとも勤勉でおとなしく、大学の図書館の受付で働いていた。ジョン・ゴールトが「頭脳のストライキ」を始めたとき、フランシスコ・ダンコニアと共に真っ先に参加する。 物語の大半を通じて表には出てこないが、リアーデンが「政令第一〇-二八九号」によりリアーデン・メタルの権利を放棄させられた時、リアーデンを励ますために現れ、リアーデンのために奪還した財の一部である純金の延べ棒を渡す。 本作品が書かれた当時ランドと親密だったバーバラ・ブランデンによれば、執筆中の原稿にはダナショールドの海上での冒険を描いた箇所が存在していたが、最終的に出版された版からは削除された。ランドは1974年に行った講演で、ダナショールドの名前が、主人公が初代ダナショールド伯爵になるヴィクトル・ユーゴーの小説『アイスランドのハン』へのトリビュートであると認めている。
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