浜松市社会福祉会館時代以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/08 06:38 UTC 版)
「鴨江アートセンター」の記事における「浜松市社会福祉会館時代以降」の解説
1974年(昭和49年)、外壁のタイルの大半を剥がしモルタル仕上げにする等の大規模改修工事が実施され、浜松市社会福祉会館として生まれ変わる。 1984年(昭和59年)には、音楽練習などに対応できるよう改修工事が行われ、浜松市鴨江別館と改称、音楽団体の練習場や貸し会議室として市民に利用されていた。 1998年(平成10年)に望楼の壁がはがれ落ちたことにより、望楼のまわりに防落ネットが設置され、翌 1999年(平成11年)に実施された耐震診断では、想定されている東海地震の被害を防ぐために相当の補強が必要と判定される。 2001年(平成13年)には望楼部分が撤去され、建物本体も耐震性能の見直し等の理由により解体処分の方針が決定される。しかし2008年(平成20年)、市民の保存活動を受け、静岡県建築士会から建物保存の要望書と再生計画案、活動計画書が浜松市に提出されると、耐震工事を行った上で建物保存と再活用する方向へ方針転換される。 2010年(平成22年)、総工費約2億4千万円をかけた耐震改修工事が完了する。 2013年(平成25年)、浜松市鴨江アートセンターに改名される。同年9月18日の市議会市民文教委員会において、応募3団体の中から、指定管理者に浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループを選定したことが報告された(指定期間は2013年11月1日〜2018年3月31日)。2013年11月以降の新しい機能としては、アート活動の拠点施設として若手芸術家への制作場所を提供するアーティスト・イン・レジデンス事業がある。 2017年(平成29年)には第1期指定管理期間終了にともなう審査と選定が行われ、浜松創造都市協議会・東海ビル管理グループが再び指定管理者として選定されている(指定期間は2018年4月1日〜2023年3月31日)。
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