浅野財閥の再建とは? わかりやすく解説

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浅野財閥の再建

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 15:23 UTC 版)

浅野良三」の記事における「浅野財閥の再建」の解説

第一次世界大戦好景気大戦ブームの後1920年大正9年)に反動恐慌1923年大正12年)に震災恐慌1927年昭和2年)に金融恐慌1930年昭和5年)に昭和恐慌次々発生して日本経済急速に悪化していったが、それに伴って浅野財閥傘下企業経営状態もどんどん悪化していった。1930年昭和5年11月9日没した浅野総一郎莫大な借金残した浅野財閥本社払込資本金の1.8倍の借金抱えていた。そこで浅野良三浅野泰治郎浅野八郎浅野義夫白石元治郎鈴木紋次郎金子喜代太穂積重威、馬秀、清水一郎(圭一郎)ら一族一致団結し、安田財閥支援を受けながら、満州事変以後景気回復助けられて、なんとか浅野財閥再建した具体的には、南武鉄道五日市鉄道合併させ、浅野セメント日本セメント土佐セメント吸収合併させて、磐城炭鉱には第二磐城炭鉱吸収合併させて、国策に従って発電設備日本発送電売却した後で関東水力電気浅野カーリット関水興業一つまとめて関東電気興業にした。神奈川コークス東京瓦斯売却し利益得たまた、発電所完成する庄川水力電気持株日本電力売却して利益得た。さらに大日本鉱業持株住友合資会社売却して整理し富士製鋼日本製鐵結成参加させて処分し大島製鋼所を日曹製鋼売却し武蔵野鉄道整理した経営難が続く東洋汽船に関しては、1933年東洋証券設立して安田銀行借入金肩代わりさせ、さらに東洋海運設立して東洋汽船持船全部定期貸船にして、復配成功した朝鮮鉄山十分の一減資して繰越損失埋め、さらに、鉄鉱区を浅野造船所売却した石油精製業内外石油採算合わないので開業前事業中止した小倉製鋼の4売却し、さらに関東水力電気の4売却してその利益安田財閥安田銀行日本昼夜銀行からの借金返済当てた浅野造船所減資して繰越損金一掃した。また財閥本社である浅野同族会社精算し解散して臨時代替会社として浅野興業株式会社設立する事に、安田財閥賛成を得る。さらに、浅野興業室蘭埋築買収して少し規模拡大する事を決定した

※この「浅野財閥の再建」の解説は、「浅野良三」の解説の一部です。
「浅野財閥の再建」を含む「浅野良三」の記事については、「浅野良三」の概要を参照ください。

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