正体の公表
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This Manの話が広まり始めたときから、電子掲示板である4chanのユーザや、ASSMEやio9(英語版)などのブログで、ゲリラ・マーケティングではないかと疑う声があがった。彼らはThisMan.orgをホストする企業がguerrigliamarketing.itというウェブサイトもホストしていることを発見した。Natellaは自身がフェイク広告の事業を行っていると紹介していた。そして、Kookというウェブサイト (This Manが注目を集めていた時期にNatellaが共同経営者になっていた) での2010年の投稿や、2012年に"Viral 'K' Marketing"と題された印刷媒体での記事で、NatellaはとうとうThis Manは虚偽であることを認めた。 しかし、NatellaはThisMan.orgが単にマーケティングの計略でしかなかったことを認めた一方で、何をプロモーションしていたのかは決して明かさなかった。The Kernelなどでは、ブライアン・ベルティノ (2008年の映画『ストレンジャーズ/戦慄の訪問者』の脚本・監督) による同名の映画の宣伝のためだったという説が挙げられている。ゴースト・ハウス・ピクチャーズが2010年5月にThisMan.orgを購入し、ベルティノを脚本・監督として契約してThis Manを題材とした映画を製作していると公表した。しかし、それ以来、この映画についての広報は行われずにいる。 Natellaがゲリラ・マーケティングと認めた後でも、The Epoch TimesやVice誌などでThis Manを事実として扱う報道が2010年代半ばまで続いた。後に、ViceはThis Manは事実ではないという旨の記事を掲載した。
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正体の公表
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小説家・推理作家の愛川晶は著作『はんざい漫才』(文春文庫、2016年4月)の「あとがき」(愛川晶・谷原秋桜子の連名)において、『高座の上の密室』に谷原秋桜子作品のキャラクターが登場しているとの指摘を受けており、そうした批判を受けないためにもシリーズ続編の「『はんざい漫才』刊行時の名義は『愛川晶 谷原秋桜子』とすべきだと強く主張した」としたが叶わず、「私はこれまでに、…(中略)…リレー小説を例外として、自分以外の作家が創造したキャラクターを借用したことはただの一度もありません。」「『その時の教室』に収められている「とうかげんき」(改題後のタイトルは「桃里記」)という中編が初出である『ジャーロ』2012年春号(光文社)に掲載された際、誰の名義で発表されたのかをネットで検索していただければ、事情は一目瞭然だと思います。」と明らかにし、「十数年もの長い間、皆さんをだまして、本当に申し訳ありませんでした。」と述べた。なお刊行時の帯には「最大のサプライズは「あとがき」のラスト一行にあり!」との煽り文句が付けられた。
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