正体の可能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 07:46 UTC 版)
全てのUMAに言えることであるが、何かの見間違いである可能性がつきまとっている。ヒバゴンの場合、ツキノワグマかニホンザルである可能性が高い(ただし地元の人に言わせれば、熊が現れるのはもっと山奥で、ヒバゴンが目撃された地点では熊の餌がないという)。動物学者の今泉忠明は、ヒバゴンはその大きさを除けばニホンザルそのものであり、ニホンザルの老いた個体が群れから脱落し、人里に現れたのではないかと推察している。 真偽不明なるもフジテレビの番組『世界の何だコレ!?ミステリー』(2017年5月17日放映)によると、後年、ヒバゴン目撃エリアで正体が分からない獣の死骸を見つけて撮影・埋葬した住民がいた。「死骸」とされる物の写真は残っているが、住民が死去しているため埋葬地点は不明で、掘り起こしての調査は行われていない。 なお、比婆山にある熊野神社には天変地異があると度々比婆山に現れたと伝わる天御中主尊(アメノミナカヌシノカミ)の姿を描いたという絵巻物が残されており、地元住民の間で「神様がヒバゴンに姿を変えて現れたのでは」と語る者もいた。
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