正体についての仮説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:07 UTC 版)
河童の正体は、水死体や、その人を水死させたものの想像であると推定されることが多い。水死体は、皮膚は緑色をしており、(川底との摩耗のために)頭髪がすり減っており、肛門が拡大していることもある。これらの点は「体色が緑」「頭部がハゲ(皿がある)」「尻子玉を抜かれた」といった河童の特徴に合致する。水死体は体がガスで膨張していることもあり、これが河童の甲羅に見誤られた可能性もある。また、スッポンの姿に似ていることから、スッポンを見間違えた可能性も指摘されている。 また、水死体が浮かぶような川や湖沼・池は、特に子供には水難事故の危険が高いため、「そこでは河童が出るので近づくな」と子供たちに警告するために、河童という妖怪が伝承され続けてきた、という推定もある。
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正体についての仮説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/01 16:42 UTC 版)
新種の未確認動物とする説。未発見の新種のヘビとする説。 いくつかの特徴がヘビではなくトカゲであることを示しており、海外には実際に足が退化したヘビのような形態のアシナシトカゲが実在していることから、ツチノコも足が退化した未発見のトカゲの一種ではないかとする説。 特定種のトカゲ類の誤認とする説。アオジタトカゲを誤認したとする説。このトカゲは1970年代から日本で飼われるようになり、目撃情報が増加した時期に一致するとされている。アオジタトカゲには四本の小さな脚があり、読売新聞社によって撮影されたツチノコとされる生物にも脚があった。作家の荒俣宏は、流行の原因となった漫画の影響で脚がない姿が広まったと述べている。実際に、前述の岐阜県東白川村の隣町でツチノコと誤認された生物の正体がアオジタトカゲであった事例の報告もあり、同村では林業が盛んなため、海外から輸入された材木にこのトカゲが混入していたとの推測もある。 マツカサトカゲを誤認したとする説。このトカゲは岐阜県の目撃談にもあり、四肢が草むらや胴体の下に隠れている姿がツチノコに近く、日本国内でも愛玩動物として飼育されている。このことから、野山に捨てられたマツカサトカゲが繁殖し、ツチノコと誤認されたとの説もある。ツチノコは尾が細いとされるのに対しマツカサトカゲは尻尾が太い点が異なるが、古い絵図などでは尾が太く描かれている例もあるので何ともいえないところではある。 胴の短い種類の蛇の誤認とする説。デスアダーを誤認したとする説。これは毒蛇で太く短い体型がツチノコに近い。実際に山形の目撃談にも出てくる。 ヒメハブを誤認したとする説。これも毒蛇で南西諸島に生息し、ツチノコとの類似も古くから指摘されている。デスアダーとも似ているが胴の短さではデスアダー以上にツチノコに近い。 腹の膨れた蛇を誤認したとする説。在来の蛇であるヤマカガシやニホンマムシなどが妊娠中で腹が膨らんだ状態となると、一見してツチノコのように見える場合がある。 大きな獲物を丸呑みして腹が膨れた蛇を誤認したとする説。蛇は顎の関節が特殊な構造をしており、自分より大きな獲物を丸呑みする事ができる。 以上に上げたような複数の目撃証言が一つに複合されたものがツチノコとする仮説もある。
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