栗原電鉄時代
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電気機関車 ED20形(ED201 - 203)改軌前のED18形の台車を交換した車両。軽便サイズの機関車が改造されて車両の大型化後も使用された希有な例である。チャチャワールドいしこしにED201が(2017年12月解体)、細倉マインパーク前駅跡にED202が、若柳駅跡にED203が保存されている。 ED35形(初代)(ED351)元西武鉄道1形1。改軌に伴って1955年に導入された東芝戦時形35t機。1969年に2代目ED351に代替され廃車。 ED35形(2代)(ED351)元東武鉄道ED610形ED611。初代ED351の代替を目的として1969年に入線し、以後貨物輸送の主力となった。1987年廃車。 ディーゼル機関車 DB10型機関車(DB101・102)石越駅構内の入れ換え用に使用された。DB102は貨物廃止時に廃車され、DB101は電気運転廃止後の2005年に除籍された。DB101が旧若柳駅にて保存されている。 電車 Mは電動車、Cは制御車を表し、その後の数字は車体長を表す。M15形(M151 - 153)改軌の際にナニワ工機で新造した車両。当時の地方私鉄向け車両としては優れた車内設備を持っていた。電気運転廃止まで使用された。チャチャワールドいしこしにM152が(2017年12月解体)、旧若柳駅にM153が保存されている。 C15形(C151・152)阪急51形81・86の車体と、西武鉄道からの台車 (TR14) とを組み合わせたC14形(C141・142)として登場したが、老朽化により1960年・1961年に車体が鋼体化改造されてM15形と同等の設備にされ、この際に形式もC15形(C151・152)に変更された。ラッシュ時の旅客の減少により、電気運転廃止前にはほとんど使用されていなかった。C152がチャチャワールドいしこしにて保存されている(2017年12月解体)。 M18形(M181)元西武モハ204。M161として入線したが、1959年の鋼体化改造により車体長が伸びたため、M181に改められた。 M17形(M171)・C17形(C171)元西武クモハ375・376。元を正せば国鉄50系電車として落成した車両である。1977年に入線したが、あまり活躍せず1987年に廃車にされた。 M18形(M182・183)元福島交通モハ5300形だった車両である。飯坂線の昇圧により1991年に当線に転入した。福島交通では2両一組で使用されていたが、栗原電鉄では両運転台を活かして単行運転に使用された。 M15形 M151(石越駅) M15形 M153 C15形 C151 M18形 M181 M18形 M182 貨車 ワフ7形(71 - 74)元は1914年に武蔵野鉄道向けに造られた緩急車。末期は除草剤の散布用に利用された。細倉マインパーク前駅跡にワフ71が、若柳駅跡にワフ74が保存されている。 ト10形(101 - 103)1907年に日本車輌で製造された。播丹鉄道から鉄道省、西武を経て当線に入線。空気ブレーキを持たない古典的な貨車として貴重な存在である。砂利散布に使用された。旧若柳駅にてト102・103が保存されている。
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