松山貨物駅とは? わかりやすく解説

北伊予駅

(松山貨物駅 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/15 01:45 UTC 版)

北伊予駅
駅舎(2024年4月)
きたいよ
Kita-Iyo
U01 市坪 (2.1 km)
(1.6 km) 南伊予 U02-1
所在地 愛媛県伊予郡松前町神崎
駅番号 U02
所属事業者 四国旅客鉄道(JR四国)
所属路線 予讃線
キロ程 200.3 km(高松起点)
電報略号 キイ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
474[1]人/日
-2019年-
開業年月日 1930年昭和5年)2月27日[2]
備考 無人駅[3](自動券売機 有)
テンプレートを表示

北伊予駅(きたいよえき)は、愛媛県伊予郡松前町神崎にある四国旅客鉄道(JR四国)予讃線である[4]駅番号U02

本項目では、日本貨物鉄道(JR貨物)の松山貨物駅についても記述する。

歴史

かつては当駅付近で分岐し、高知方面へとつなぐ路線(予土線)が構想されたこともあった[10]

駅構造

西口(2024年4月)

相対式ホーム2面3線(一線スルー)を有する地上駅で、駅舎はあるが無人駅である。松山運転所南伊予駅付近へ移転されることに伴い、行き違い設備増強として3番線の復活が計画され[11]、2015年度(平成27年度)に増設工事が完了した[12]。各ホーム間を連絡する跨線橋が設置されている。駅舎側の線路(1番線)が本線(制限速度100km/h)となっており、停車列車も含めて上下線とも行違がない場合は基本的に1番のりばを通行する。2番のりばと3番線は島式ホームである。

のりば

のりば 路線 方向 行先
1 - 3 予讃線 下り 内子八幡浜宇和島方面
上り 松山伊予北条今治方面

松山貨物駅

松山貨物駅
まつやまかもつ
Matsuyama Kamotsu
市坪 (2.1 km)
(1.6 km) 南伊予
所在地 愛媛県伊予市上三谷柿ノ木甲4255[13]
所属事業者 日本貨物鉄道(JR貨物)
所属路線 予讃線
キロ程 200.3 km(高松起点)
駅構造 地上駅
開業年月日 2020年令和2年)3月14日
備考 貨物専用駅・旅客乗降不可
テンプレートを表示

松山貨物駅(まつやまかもつえき)は、愛媛県伊予市上三谷にあるJR貨物貨物駅である。松山駅周辺鉄道高架事業により、松山運転所とともに松山駅から移転・新設された。地理的には北伊予駅から直線距離で南西に約1.5 kmほど離れているが、営業キロは北伊予駅と同一に設定されている[8]。なお、付近にはJR四国の旅客駅として南伊予駅が設けられている。

構造

松山運転所に隣接して貨物1-3番線の3本の線路と13両対応のコンテナホームが設けられている[11][8][14]。着発線は松山運転所と共有しており、この着発線から当駅の貨物1-3番線が分岐している[14]。構内は電化されており、架線下着発線荷役を行う[14]。貨物2番線がコンテナホームに接する荷役線となっており、貨物1番線は機回しに使用される[14]。この機回し作業はJR四国に委託されている[14]。構内の信号扱い・進路制御も松山運転所の信号扱所で一括して行われる[14]

取扱う貨物の種類

貨物列車

2020年3月14日改正ダイヤでは、5時03分着、20時30分発の1往復[14]の高速貨物列車が設定されている。この列車の伊予西条駅 - 当駅間の運転業務もJR四国に委託されていたが[14]、2022年3月12日より委託運行を終了し、JR貨物による運行となった[15]

駅周辺

バス路線

「北伊予駅前」停留所にて、伊予鉄バスの路線が発着する。

隣の駅

四国旅客鉄道(JR四国)
予讃線
市坪駅 (U01) - 北伊予駅 (U02) - (貨)松山貨物駅 - 南伊予駅 (U02-1)

脚注

  1. ^ 愛媛県 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
  2. ^ a b c d e 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、639頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  3. ^ a b “「通報」紀勢本線朝来駅ほか17駅の駅員無配置について(旅客局)”. 鉄道公報 (日本国有鉄道総裁室文書課): p. 8. (1986年3月1日) 
  4. ^ 『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、25頁。 
  5. ^ “予讃・牟岐線の12駅を停留所化 四国総局、職員配置は76駅に”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年3月4日) 
  6. ^ JR北伊予駅自由通路の愛称が決定しました!!”. 松前町. 2020年3月15日閲覧。
  7. ^ JR北伊予駅自由通路が開通しました!”. 松前町. 2020年3月15日閲覧。
  8. ^ a b c 2020年3月時刻改正 新しい鉄道貨物輸送サービスのご案内” (pdf). JR貨物. pp. 1-2. 2020年3月15日閲覧。
  9. ^ 星川功一. 2020年の春どう変わったのか?ダイヤ改正を経た「鉄道貨物輸送」を追う. Get Navi. 2020年3月22日配信. 2020年4月13日閲覧.
  10. ^ 第七章 交通・通信」『松前町誌』(pdf)松前町、735頁https://www.shikoku-shakaishihon.com/uploads/projectattachments/001432_1_00_1560386789.pdf2020年8月5日閲覧 
  11. ^ a b 愛媛県. “愛媛県庁/車両基地・貨物駅、北伊予駅改良の事業概要”. www.pref.ehime.jp. 2018年11月26日閲覧。
  12. ^ 再評価結果(平成31年度事業継続箇所)” (pdf). 都市局街路交通施設課. 国土交通省. 2020年3月20日閲覧。
  13. ^ エリア別サービス案内”. 日本貨物鉄道. 2020年3月17日閲覧。
  14. ^ a b c d e f g h 鉄道ダイヤ情報』2020年5月号(No.433)、交通新聞社、pp.48-53
  15. ^ JR四国による貨物列車の運行終了へ 全国唯一の運行委託が解消で”. 朝日新聞 (2022年3月8日). 2022年9月29日閲覧。

関連項目

外部リンク


松山貨物駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 17:11 UTC 版)

北伊予駅」の記事における「松山貨物駅」の解説

松山貨物駅(まつやまかもつえき)は、愛媛県伊予市上三谷にあるJR貨物貨物駅である。松山駅周辺鉄道高架事業により、松山運転所とともに松山駅から移転新設された。地理的に北伊予駅から直線距離南西に約1.5 kmほど離れているが、営業キロ北伊予駅同一に設定されている。なお、付近にJR四国旅客駅として南伊予駅設けられている。

※この「松山貨物駅」の解説は、「北伊予駅」の解説の一部です。
「松山貨物駅」を含む「北伊予駅」の記事については、「北伊予駅」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「松山貨物駅」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「松山貨物駅」の関連用語

松山貨物駅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



松山貨物駅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの北伊予駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの北伊予駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS