堀江駅
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堀江駅 | |
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駅舎(2024年5月、塗替え後)
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ほりえ Horie |
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◄Y51 光洋台 (2.6 km)
(2.1 km) 伊予和気 Y53►
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所在地 | 愛媛県松山市堀江町 |
駅番号 | ○Y52 |
所属事業者 | 四国旅客鉄道(JR四国) |
所属路線 | ■予讃線 |
キロ程 | 184.9 km(高松起点) |
電報略号 | ホエ←ホヱ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線[1] |
乗降人員 -統計年度- |
444[2]人/日 -2019年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)4月3日[3] |
備考 | 無人駅[1](自動券売機 有) |
堀江駅(ほりええき)は、愛媛県松山市堀江町にある四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅である[1]。駅番号はY52。
歴史
- 1927年(昭和2年)4月3日:鉄道省予讃線伊予北条 - 松山間開業と同時に駅が設置される[3]。
- 1971年(昭和46年)11月8日:貨物取扱廃止[3]。駅員無配置駅となる[4](簡易委託駅化)。それまでは、キヨスクや仁堀航路(かつて広島県呉市仁方港との間に就航していた)の乗換客に一時使用された比較的大きな待合室があり、一部急行列車の停車駅でもあった[注釈 1]。
- 1982年(昭和57年)7月1日:仁堀航路廃止[3]。その後は呉・松山フェリーが代役を担っていたが、2009年6月限りで廃止された。
- 1983年(昭和58年)4月1日:荷物扱い全廃[3]。
- 1984年(昭和59年)11月:駅舎を解体し、貨車を改造した待合室を設置[5]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR四国の駅となる[3]。
仁堀航路の乗換駅であり、堀江港へは約500メートルほど離れていた。かつては優等列車が停車していたが、1982(昭和57)年8月時点の時刻表では1本も停車していない[6][7]。
昔、サクラの木が50~60本、ホームの両側に植えてあったが、戦時中にイモを植えるため、伐採された[8]。
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駅舎(2006年8月、塗替え前)
駅構造
相対式2面2線(一線スルー)のホームを有する地上駅[1]。一線スルーで2番線が上下主本線(制限速度100km/h)となり、側線もある。このため、特急などの通過列車は上下線とも基本的に2番線を通過するが、停車列車は上下線とも駅舎側の1番のりばを優先して使用する。
廃貨車利用の簡易駅舎である[5]。当駅は無人駅である[1]が、近距離用の自動券売機が設置されている。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | ■予讃線 | 上り | 今治・伊予西条・高松方面 | |
下り | 松山・伊予市方面 | 通常はこのホーム | ||
2 | 停車列車同士の行違い時のみ |
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待合室(2024年8月)
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北側(2024年5月)
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南側(2024年8月)
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跨線橋からの眺め
(北側、2024年8月) -
跨線橋からの眺め
(南側、2024年8月)
駅周辺
夏になるとマリンスポーツやレジャー客で賑わう所で、車窓から堀江湾が一望できる。
- 松山市役所堀江支所
- ほりえ海の駅うみてらす(旧・堀江港)
- 堀江海水浴場
- 三浦工業本社
- ミウラート・ヴィレッジ
- 松山市立堀江小学校
- 堀江郵便局
- 権現温泉
- 堀江新池
- 国道196号
- 伊予鉄バス「堀江」停留所
- 浄福寺
その他
駅前にある商店には簡易委託乗車券発売所としての「JRキップ発売所」の看板が残っているが、現在は乗車券発売は行っていない[要出典]。
東映映画『喜劇団体列車』に登場する「伊予和田駅」は当駅でロケーションがおこなわれた[9][10]。また駅前の風景は映画『がんばっていきまっしょい』に登場する[10]。
隣の駅
脚注
注釈
- ^ 1967年10月1日ダイヤ改正時点では、下りは3本(「うわじま」1・2・4号)、上りは1本(「第2せと」)であった(『国鉄監修 交通公社の時刻表』1967年10月号、pp.168 - 173)。1968年10月1日ダイヤ改正では下りは全て通過となり、上りの「いよ」5号が停車するのみとなる(『国鉄監修 交通公社の時刻表』1968年10月号、pp.174 - 179)。1972年3月15日ダイヤ改正時点では急行は全列車通過となっている(『国鉄監修 交通公社の時刻表』1972年3月号、pp.195 - 200)。
出典
- ^ a b c d e 『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、24頁。
- ^ “愛媛県 駅乗降客数”. 2021年3月11日閲覧。
- ^ a b c d e f 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、638頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「通報 ●予讃本線高瀬大坊駅及び堀江駅の旅客の取扱いについて(旅客局)」『鉄道公報』日本国有鉄道総裁室文書課、1971年11月6日、8面。
- ^ a b “貨車で待合室改築”. 交通新聞 (交通協力会): p. 2. (1984年10月24日)
- ^ 『各駅停車 全国歴史散歩 愛媛県』河出書房新社、昭和55年3月25日 エラー: 日付は和暦ではなく西暦を用いてください。(説明)、86,87頁。
- ^ 『国鉄監修・交通公社の時刻表 1982 8』日本交通公社、1982年8月1日、166-171頁。
- ^ “データベース『えひめの記憶』|生涯学習情報提供システム”. www.i-manabi.jp. 2025年6月21日閲覧。
- ^ a b “えひめ、昭和の記憶 ふるさとのくらしと産業23ー松山市①ー(令和4年度「ふるさと愛媛学」普及推進事業)第1章 昭和の町並みをたどる第2節 和気と堀江の町並み”. データベース『えひめの記憶』. 2025年6月21日閲覧。
関連項目
外部リンク
固有名詞の分類
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