木造菩薩坐像〈(伝文殊菩薩像)/(二重塔安置)〉
主名称: | 木造菩薩坐像〈(伝文殊菩薩像)/(二重塔安置)〉 |
指定番号: | 1413 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1909.09.21(明治42.09.21) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 彫刻 |
ト書: | |
員数: | 1躯 |
時代区分: | 平安 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 平安時代の作品。 |
木造菩薩坐像
主名称: | 木造菩薩坐像 |
指定番号: | 3413 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1989.06.12(平成1.06.12) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 彫刻 |
ト書: | |
員数: | 1躯 |
時代区分: | 平安 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 当寺の位牌堂に安置される髪際高(座高)三尺の菩薩坐像である。 像は、頭躰のほぼ全容を、木芯が左膝内側辺を通る榧と思われる縦一材から彫成し、内刳りは全く施されていない。表面は素地仕上げとしているが、耳後や左腋下などに肉色彩がわずかに認められる。 本像の表現で最も注目されるものはその面貌で、長く引かれた眉は相迫って鼻梁へ続き、切れ長で鋭い眼の上瞼の眼裂先端は鼻の立ち上りにまで達する。その顔立ちは極めて異国的なもので、他に類例を求め難いが、おそらく、唐風を受けての造像と思われる。しかし、胴を引き締めた細身の丈高い上半身と、厚みと奥行のある脚部がつくる全体観や、またあまり鎬を立てず衣端に微妙な翻りをみせる条帛、天衣、柔らかな起伏をみせる裳の衣文表現には奈良時代の遺品に通ずる古様なところもあり、本像の製作が平安時代も早い頃に遡ることを示唆している。 本像は九世紀前半に位置づけるのが穏当と思われ、多様な当代彫刻遺品の中でも異国的な相貌に際立った特色を持つ平安初期の優品として高く評価されよう。また、現在、両腕の一部(左手首先、右手天衣の前から先)が後補のものにかわり、天衣の一部などが亡失しているが、本躰はほぼ当初の姿を伝えており、保存の良さも特筆される。 |
重要文化財のほかの用語一覧
彫刻: | 木造荒神坐像 木造莵道稚郎子命坐像 木造菩薩坐像 木造菩薩坐像 木造菩薩形立像 木造菩薩形立像 木造菩薩形立像 |
- 木造菩薩坐像のページへのリンク