朧燈地区
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/03 19:57 UTC 版)
首都圏の埋立地に造られた工場群。オイルショック以降街そのものが衰退を始め、さらにキカイ島の爆発事故とスラム化以降、同じく荒廃の一途を辿ることになった。現在は不法滞在外国者や非行少年、犯罪者、武装グループなどの社会不適合者が巣食うスラム地区となっている。キカイ島と異なり、住人が流動的で、川向こうの本土とキカイ島、両方に依存しながら生き長らえている地区でもある。 コウ 朧燈地区の武装グループの盟主的存在だったが、三兄弟によりその地位を追われる。その後キリを拉致し、抵抗を試みるもリンに殺害される。 武器は髑髏の飾りがついた仕込み杖。柄を回転させて引き抜くと、内部の刃が露出する。 テツ 黒犬の頭。小柄な男。 キカイ島のドラッグを三兄弟が強奪したことに便乗。ドラッグを奪ったのは自分だとベニマルに脅しをかけた。 右足を数発撃たれて気絶。病院に担ぎ込まれてしまう。 夜になって再びカッシーニに現れた時には、チームの共有財産すべてを処分して拳銃を調達。ベニマルに復讐しようとした。が、リンとボーズが再びカッシーニを訪れたことで、その目的の達成は危うい。 レーイチのことをアオQ破りの片割れとしてヒーロー視していた。 キリ 朧燈の娼婦。もともとコウの女だったが、三兄弟側に寝返り、現在はリンの女。 本物のマゾヒストで、コウの死体を見て悦に入るなど、アブノーマルな精神をしている。その一方で元恋人のコウの死に衝撃を受け、ドラッグを求めてカッシーニに来訪。ゲバルトからドラッグを入手しようとする。ゲバルトの連中はキリをトイレに連れ込み、ドラッグを摂取させ酩酊状態にし、性的暴行しようとするが、ゲバルトの反目を知ってやってきたベニマルに、ゲバルト潰しのついでとばかりに拉致された。ルサンチマン号の後部に押し込まれ、さらにトイレで中途半端に摂取したドラッグのせいで恐慌状態に陥り、身動きが取れなくなってしまった。 オデン屋での乱闘の終盤、なんとか脱出。しかし、ベニマルがリンに向けて撃った弾が後頭部に直撃してしまい、死亡する。 リンは彼女を自分の女だと思っていたようだが、レキやタクは信用しきっていなかった様子である。 本編では黒髪だが、外伝に登場した頃は金髪だった。頬の傷は熱された刃物による火傷の跡である。また、過去にベニマルとも関係を持っていたようだ。 オデン屋 キカイ島と内通しているオデンの屋台の店主。キカイ島直通電話の置かれている、トイレの鍵を管理している。 吃音のようだが、噛まないでしゃべることも一応できる。右目が開きっぱなしで、ちょくちょく眼帯をつけないと目が疲れてしまう。また、何故か全く汗をかかない。 店の酒を一人で飲みつくしてしまうことがたびたびあり、その時はカッシーニで酒をわけてもらっている。 リン、ボーズとベニマル、レーイチの乱闘で店を滅茶苦茶にされてしまった。 因みにこの屋台にはモデルが実在する。
※この「朧燈地区」の解説は、「ガガガガ」の解説の一部です。
「朧燈地区」を含む「ガガガガ」の記事については、「ガガガガ」の概要を参照ください。
- 朧燈地区のページへのリンク