旧桑名市立図書館(1947-2004)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/31 16:49 UTC 版)
「桑名市立中央図書館」の記事における「旧桑名市立図書館(1947-2004)」の解説
終戦直後の1947年(昭和22年)4月15日に、市民の要望と寄付金を得て旧図書館令によって認可を受けた。当時の名称は「桑名市立図書館」であった。同年の予算は32,560円、蔵書は1,300冊と図書館としては不十分で、本格的に「図書館」としての機能を活かせるようになったのは1950年(昭和25年)の図書館法制定以降であった。翌1951年(昭和26年)3月に木造平屋建の旧桑名市議会議場を閲覧室とし、順次施設を拡張していった。1959年(昭和34年)時点で職員は3人、8時30分から16時30分まで開館し、休館日は火曜日であった。同年9月、伊勢湾台風の被害に遭い一時閉館、1960年(昭和35年)2月に業務を再開した。台風により、図書館の多くの資料が失われてしまった。 1968年(昭和43年)5月に旧桑名都市計画復興事務所へ移転、翌1969年(昭和44年)5月には鍛治町の旧診療所へ移転した。更に1973年(昭和48年)5月、旧桑名市役所庁舎へ移転した。この市庁舎は1952年(昭和27年)築であった。 1990年(平成2年)、AVブースを設置し、CD・ビデオ・LDの閲覧が可能となった。1996年(平成8年)時点では、2階建てで延床面積1,247m2、蔵書は105,000冊であった。貴重書として桑名藩の儒者である秋山蝸庵・寒緑父子の残した『秋山文庫』と『伊藤文庫』を所蔵していた。旧図書館の蔵書は約13万冊であった。
※この「旧桑名市立図書館(1947-2004)」の解説は、「桑名市立中央図書館」の解説の一部です。
「旧桑名市立図書館(1947-2004)」を含む「桑名市立中央図書館」の記事については、「桑名市立中央図書館」の概要を参照ください。
- 旧桑名市立図書館のページへのリンク