日本国憲法の構成とは? わかりやすく解説

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日本国憲法の構成

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 20:45 UTC 版)

日本国憲法」の記事における「日本国憲法の構成」の解説

ウィキソース日本国憲法原文あります日本国憲法本文は、11章103からなる大別して人権規定統治規定憲法保障三つからなる人権規定とは、国民の権利などを定めた規定であり、主に「第3章 国民の権利及び義務」にまとめられている。このことから、第3章は、別名「人権カタログ」と呼ばれている。統治規定とは、国家統治組織などを定めた規定であり、「第1章 天皇」「第4章 国会」「第5章 内閣」「第6章 司法」「第7章 財政」「第8章 地方自治」など多岐にわたる憲法保障とは、憲法秩序存続安定を保つことであり、そのための規定制度としては、憲法最高法規性が宣言され98条)、公務員憲法尊重擁護義務課され99条)、憲法改正要件定めて硬性憲法とする(96条)ほか、司法審査制(81条)や権力分立制なども挙げられる日本国憲法は、本文の他に、上諭前文備わっている上諭とは、単なる公布文であって憲法構成内容ではない。しかし、制定法理との関係で問題となり、注目されるこの上諭には、「日本国民総意に基いて」という国民主権文言と、天皇主権帝国憲法の改正手続並列して記されているからである(下記制定法理」参照)。 前文とは、法令条項先立っておかれる文章であって、その法令趣旨目的・理念などを明示するのである日本国憲法前文には、国民主権基本的人権の尊重平和主義という日本国憲法三大原理示されている。特に、大戦直後という歴史的背景から、平和主義強調され、これを根拠個人人権として平和的生存権を導く見解もある。もっとも、権利の内容主体はっきりしないため、理念的な権利としてはともかく、裁判主張できるような具体的な法的権利性を前文から直接導き出すことは困難であると一般的に考えられている(参照恵庭事件)。 条章構成以下の通り全文ウィキソース参照のこと。各条章の詳細について条章別の記事参照のこと。 上諭 前文 第1章 天皇第1条第8条第2章 戦争の放棄第9条第3章 国民の権利及び義務第10条〜第40条) 第4章 国会(第41条〜第64条) 第5章 内閣(第65条〜第75条) 第6章 司法(第76条〜第82条) 第7章 財政(第83条〜第91条) 第8章 地方自治(第92条〜第95条第9章 改正(第96条第10章 最高法規(第97条〜第99条) 第11章 補則(第100条〜第103条)

※この「日本国憲法の構成」の解説は、「日本国憲法」の解説の一部です。
「日本国憲法の構成」を含む「日本国憲法」の記事については、「日本国憲法」の概要を参照ください。

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