日本国外のキャラクターモデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/25 18:22 UTC 版)
「キャラクターモデル」の記事における「日本国外のキャラクターモデル」の解説
日本以外では、日本のように玩具メーカーがテレビ番組のメインスポンサーとなる事は殆どないが、人気のある映画やテレビ番組に関しては玩具やプラモデルが発売されている。 例えばスター・ウォーズの旧3部作はmpc社から、スタートレック(宇宙大作戦)のテレビ第1作から劇場版、ディープスペースナインまではAMT社からプラモデルが発売されていた。スケールモデルで評価の高いモノグラム社からも宇宙空母ギャラクティカのキットが出ていた。 レベル社は日本のリアルロボットアニメ3作品を再構成した「ロボテック」のアメリカ放映に合わせて、日本のキャラクターモデルのOEMにより「ロボテックシリーズ」のプラモデルを発売したが、アニメがマクロス、サザンクロス、モスピーダの組み合わせであったの対し、プラモデルはマクロス、オーガス、ダグラムの組み合わせであった。 イギリスのエアフィックス社は007シリーズや、キャプテン・スカーレットのエンジェルインターセプターなどをモデル化し、2010年には日本の代理店の企画で日本製テレビアニメストラトス・フォー仕様のTSR-2を限定で発売した。イタリアのアトランティック社はGoldorake(UFOロボ グレンダイザー)のキットを出していた。韓国のメーカーからは日本のアニメのキャラクターモデルが多数出ていたが、一部のオリジナル製品以外は日本製キットのOEMまたはコピーであり、どちらか判別のつかないものも存在した。 キャラクターモデルで最も有名なメーカーはアメリカのオーロラ社である。オーロラ社は1950年代初めからプラモデルを発売した古参メーカーで、スケールモデルも多数製品化していたが、それよりもキャラクターモデルの人気が高く、スーパーマンやバットマンのようなコミックヒーロー、ドラキュラや半魚人のようなムービーモンスター、ゴジラやキングコングのような怪獣から、シービュー号や2001年宇宙の旅に登場するオリオン号やムーンバスのようなメカまで多数のキットを発売していた。1977年に活動を停止した後、金型の殆どはモノグラム社に移管され、ムービーモンスターシリーズも一部がモノグラムから再発売されている。 また、1990年代の後半から2000年代の前半にかけてポーラー・ライツ社がオーロラの金型を使用した再生産品、オーロラの成型品を基に新たに金型を作成した復刻品、オーロラのテイストで新たに作成したキットなどを販売し、2000年代の後半からはメビウス社が復刻品やオーロラのテイストの新作キットを出すなど、今なおその人気は衰えていない。 イギリスのシタデル社はゲームズワークショップが販売するミニチュアゲーム、ウォーハンマー用のミニチュアを製造・販売している。かつてはメタル製のミニチュアが主力製品であったが、現在ではプラスチック製のフィギュアや戦闘車両のミニチュアが多くリリースされている。
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