日本国内の主な猪肉産地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/07/09 18:35 UTC 版)
栃木県那珂川町 - 2009年にイノシシ専用の食肉処理施設を建設し、八溝山地などで捕獲されたイノシシを食肉に加工している。八溝ししまるという商標で年間100頭以上を処理して町内外の飲食店などに出荷しており、農業の獣害対策を兼ねている。 群馬県中之条町 - 2007年から、あがしし君処理工房というイノシシ専用の食肉処理施設を運営し、年間100頭以上を処理している。 三重県大台町-2000年ごろから食肉処理施設を持つ業者が、町内で獲れたイノシシを食肉に加工している。みえジビエという特別な処理方法で食肉加工した肉を名産品として売り出しており、町内では食事処「花咲くところ」にて食べることが出来る。 兵庫県丹波篠山市 - 近世以前から付近の里山に生息するイノシシの肉を食べる習慣があり、20世紀前半には篠山連隊の給食にも用いられたという。1970年代頃までは年間数千頭が狩猟され、全国に出荷されていた。しかしグルメブームによるぼたん鍋の人気過熱などから乱獲が進み、篠山地区の里山に生息するイノシシは2000年頃には200 - 300頭まで減少した。 島根県美郷町 - 2004年におおち山くじら生産者組合が旧・邑智町で設立され、その後は年間300頭以上の捕獲イノシシのうち100頭以上を食肉加工している。精肉だけでなく、焼売や肉団子などの加工食品も町内のグループによって生産され、道の駅などで販売されている。 広島県呉市 - 倉橋島では、旧・倉橋町が2002年に農産物加工センターを増築する形でイノシシの食肉処理施設を設置した。また、旧・川尻町では2004年に野呂山にイノシシの解体処理施設を建設し、猟友会に運営を委託している。年間数十頭が食肉加工され、野呂山の国民宿舎に提供されている。 長崎県佐世保市 - 旧江迎町では2003年から食肉処理施設を運用し、年間数十頭を処理している。県内の料理店などに出荷するほか、ハムなどの委託生産も行っている。 沖縄県竹富町 - 西表島などで、リュウキュウイノシシが捕獲され食用とされている。かつては、猟師1人で1日に10頭以上を捕獲する事もあったという。
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