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江迎町

読み方:エムカエチョウ(emukaechou)

所在 長崎県北松浦郡

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

江迎町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/15 08:07 UTC 版)

えむかえちょう
江迎町
江迎千灯籠まつりの灯籠タワー
江迎町旗
江迎町章
江迎町旗 江迎町章
廃止日 2010年3月31日
廃止理由 編入合併
江迎町鹿町町佐世保市
現在の自治体 佐世保市
廃止時点のデータ
日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
北松浦郡
市町村コード 42388-2
面積 32.07 km2.
総人口 5,786
推計人口、2010年3月1日)
隣接自治体 佐世保市松浦市平戸市北松浦郡鹿町町佐々町
町の木 マキ
町の花 スイセン
江迎町役場
所在地 859-6101
長崎県北松浦郡江迎町長坂免263番地
外部リンク 江迎町(アーカイブ版)
座標 北緯33度18分34秒 東経129度37分44秒 / 北緯33.30936度 東経129.62889度 / 33.30936; 129.62889座標: 北緯33度18分34秒 東経129度37分44秒 / 北緯33.30936度 東経129.62889度 / 33.30936; 129.62889

― 市 / ― 町・村

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江迎町(えむかえちょう)は、長崎県の北部にあった北松浦郡に属した。2010年(平成22年)3月31日鹿町町とともに佐世保市へ編入合併し、自治体としては消滅した。

ここでは、現在の佐世保市の一地域としての江迎(えむかえ)についても記述する。

地理

長崎県本土地域の最北部、北松浦半島中北部を町域とし、佐世保市の中心市街地から北西へ約20kmの場所に位置する。町域は江迎川が東から西へ横断し、北西部は半島に切り込んだ江迎湾に接する。北部・南部は丘陵地が広がる。

隣接市町村

2010年(平成22年)3月時点[1]

地域

江迎
えむかえ
日本
地方 九州地方
都道府県 長崎県
自治体 佐世保市
旧自治体 北松浦郡江迎町
世帯数
2,018世帯
総人口
5,425
国勢調査、2015年10月1日)
隣接地区 佐世保市吉井地区、鹿町地区
平戸市(田平地区)、松浦市、北松浦郡佐々町
佐世保市役所江迎支所
所在地 〒859-6125
長崎県佐世保市江迎町長坂263番地
リンク 江迎支所公式ページ
特記事項:管轄役所の名称は2012年7月末まで「江迎行政センター」としていた。
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地名

江迎町では「長坂」「猪調」の大字が設置されていたが、1957年(昭和32年)に大字の表示を廃止した。
2010年(平成22年)佐世保市編入時に地名末尾の「」の文字、及び小字を廃し、旧来の免の名称に「江迎町」を冠した町名に変更された[2]
(表記例:北松浦郡江迎町大字長坂長坂免→北松浦郡江迎町長坂免→佐世保市江迎町長坂)

町名設置前(北松浦郡江迎町) 読み 町名設置後(佐世保市)
大字 町名 行政区
大字長坂 赤坂免 あかさか 江迎町赤坂 赤坂
飯良坂免 いいらざか 江迎町飯良坂 根引(一部)
箙尾免 えびらお 江迎町箙尾 栗越(一部)
奥川内免 おくがわち 江迎町奥川内 中尾(一部)、深川
梶ノ村免 かじのむら 江迎町梶ノ村 梶ノ村(一部)
上川内免 かみがわち 江迎町上川内 長坂(一部)、西江迎(一部)
北田免 きただ 江迎町北田 梶ノ村(一部)
北平免 きたひら 江迎町北平 東岩崎(一部)
栗越免 くりこし 江迎町栗越 栗越(一部)
小川内免 こがわち 江迎町小川内 東岩崎(一部)、小川内、小川内団地
中尾免 なかお 江迎町中尾 中尾(一部)
長坂免 ながさか 江迎町長坂 長坂(一部)、西江迎(一部)、東江迎、西岩崎
根引免 ねびき 江迎町根引 根引(一部)
三浦免 みうら 江迎町三浦 三浦、東岩崎(一部)
乱橋免 みだればし 江迎町乱橋 東岩崎(一部)
大字猪調 猪調免 いのつき 江迎町猪調 岩石、猪調、平野、丸尾、東丸尾
志戸氏免 しとのうじ 江迎町志戸氏 志戸氏、東ノ木
田ノ元免 たのもと 江迎町田ノ元 岩下、田ノ元、潜竜団地、住吉、開田
七腕免 ななかい 江迎町七腕 堤原
(大字下寺) 末橘免[注 1] すえたちばな 江迎町末橘 末橘、亀ノ子
- 埋立免[注 2] うめたて 江迎町埋立 西江迎(一部)
  1. ^ 1955年(昭和30年)、北松浦郡田平町(現・平戸市)より編入。田平町発足以前の自治体である旧南田平村時代は「下寺」の大字を冠称していたが、江迎町編入時にこの大字は採用されなかった。このため1957年の大字廃止まで町内で唯一大字なしの区域だった。
  2. ^ 1959年(昭和34年)、埋立地造成により成立。

歴史

近世以前

江迎は古くから交通の要衝であり、江戸時代には平戸藩が利用する平戸往還本陣が置かれた。

近現代

  • 1889年明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、以下の村が成立。
    • 長坂村・猪調村が合併して北松浦郡江迎村が成立。
    • 同時に下寺村・小手田村が合併して北松浦郡南田平村が成立。
  • 1940年昭和15年)4月1日 - 江迎村が町制施行, 江迎町となる。
  • 1949年(昭和24年)5月24日 - 昭和天皇が潜龍炭鉱に行幸(昭和天皇の戦後巡幸[3]
  • 1954年(昭和29年)4月1日 - 南田平村が田平村と合併し田平町(現平戸市)となる。
  • 1955年(昭和33年)4月15日 - 旧南田平村大字下寺の一部、末橘免を田平町より江迎町へ編入。
  • 2010年平成22年)3月31日 - 鹿町町とともに佐世保市へ編入合併し自治体として消滅。
    • 江迎町役場は「佐世保市役所江迎行政センター」となる。
  • 2012年(平成24年)8月1日 - 佐世保市役所江迎行政センターが「佐世保市役所江迎支所」に改称。

行政

町長

公選による町長

  • 小林知一(1947年4月7日 - 1961年9月21日)
  • 馬場鉄治(1961年10月29日 - 1973年10月28日)
  • 森澤賢司(1973年10月29日 - 1989年10月28日)
  • 亀山春光(1989年10月29日 - 1997年10月28日)
  • 松田弘明(1997年10月29日 - 2005年10月28日)
  • 亀山春光(2005年10月29日 - 2010年3月30日)再任

警察

産業

北松浦半島では半島内の各地域で石炭を産出し、北松炭田として栄えた。そのためかつては町内にも数ヶ所の炭鉱があったが、1960年代にすべて閉山し、現在は農業が中心である。 また、町おこしの一環として、「誰にでも手軽に始められる縮緬細工の『えむかえ繭玉』」をスローガンに、町民の団体「花手まり」が結成され、繭玉をアレンジした「手毬きめ込み人形」を全国に先駆けて手作り生産をしている。

医療

教育

中学校

小学校

交通

鉄道路線

バス路線

道路

一般国道

県道

主要地方道

その他の県道

その他の道路

郵便

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事

名所

祭事・催事

  • 肥前江迎繭玉まつり(3月上旬 - 4月上旬)
  • 千灯籠まつり(8月23・24日)

江迎町出身の有名人

脚注

  1. ^ 市町村変遷パラパラ地図 完全版 長崎県 2005年1月4日
  2. ^ 町の新設及び字廃止の件 平成22年2月19日長崎県告示第130号・131号(佐世保市例規集)
  3. ^ 原武史『昭和天皇御召列車全記録』新潮社、2016年9月30日、101頁。ISBN 978-4-10-320523-4 
  4. ^ 佐世保市. “白岳自然公園”. 佐世保市. 2021年1月24日閲覧。
  5. ^ 99sima. “白岳高原”. 青い海へ. 2021年1月24日閲覧。

関連項目

外部リンク


江迎町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 05:57 UTC 版)

佐世保市の地名」の記事における「江迎町」の解説

江迎町#地名参照

※この「江迎町」の解説は、「佐世保市の地名」の解説の一部です。
「江迎町」を含む「佐世保市の地名」の記事については、「佐世保市の地名」の概要を参照ください。

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