日本の航路時刻表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 21:45 UTC 版)
『海の時刻表』 B6判、関西を発着する旅客船の運航会社で構成する関西旅客船情報センターが 年2回(1月及び7月)発行し、掲載航路の船内や乗り場で無料配布するほか、送料205円で郵送も行う。近畿運輸局、中国運輸局、四国運輸局及び神戸運輸監理部が監修。 1989年(平成元年)7月創刊。2015年1月発行の第50版(84ページ)までは『海の時刻表-関西発着-』の題名で関西発着航路を掲載していたが、同年7月発行の第51版から掲載範囲を中国・四国に拡大し94ページとなった。掲載範囲は、阪神港、和歌山港、舞鶴港及び敦賀港を発着する内航及び外航のフェリー航路、淡路ジェノバライン、神戸-関空ベイ・シャトル、ユニバーサル・シティ・ポート発着・大阪水上バスなど大阪市内の周遊航路、神戸港・福良港発着の周遊航路、琵琶湖周遊航路、天橋立観光船、伊根湾めぐり遊覧船といった定期航路のほか、クルーズ客船であるぱしふぃっくびいなすの神戸港・大阪港発着コース、さらに第51版からは本州と四国を結ぶ航路の一部、小豆島航路の一部、宮島航路、徳山港・松山港・八幡浜港から九州を結ぶ航路が掲載されている。 なお、中部運輸局管内となる敦賀港発着のフェリーが掲載されている反面、大阪市営渡船や玄武洞の渡し船、小豆島・宮島・屋代島(周防大島)を除く瀬戸内海の離島航路は掲載されていない。 巻頭の予約・乗船手続の説明は日本語、韓国語、英語及び中国語でも掲載。その他は日本語のみで掲載。 2011年(平成23年)7月発行の第43版から第50版まで、表紙デザインには掲載航路の実写画像をバックとしたセーラー服姿の少女のイラストが用いられており、いわゆる萌えおこしとなっていた。 『九州フェリーガイド 海の時刻表』 B6判、九州の旅客航路事業者の任意団体である九州旅客船協会連合会が年1回6月に発行し、掲載航路の乗り場などで配布する。九州運輸局が監修。 2015年版は本文22ページに22航路を掲載。「フェリーガイド」の名のとおり旅客船兼自動車渡船のみの掲載で、旅客のみを扱う高速船などは掲載されていない。連合会会員のうち掲載に賛同する事業者のみの掲載であり、離島航路は対馬、壱岐島、五島列島、天草諸島、奄美大島関係のみ掲載。また、国際フェリーであるカメリアラインも掲載されている。
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