日本の航空切手
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日本で最初の航空切手は1929年に発行された。第二次世界大戦を挟んで戦後になって再び発行されたが、国内航空郵便用と国際航空郵便用が発行されており、後者は当時としては高額面であった。1953年8月15日、値下げされた外国航空郵便料金に対応するものとして発行された「大仏航空」切手が現時点で日本最後の航空切手となっている。1953年に日本国内において航空郵便制度が速達郵便制度に吸収される形で統合されて以後は専用の切手は発行されていない。 日本では航空切手と普通切手に使用上の差が存在せず、普通切手を航空郵便に使うことも、航空切手を様々な料金の納付に使うこともできた。そのため、外国航空郵便料金に対応する高額面の普通切手が発行されることにより存在理由を失い、日本の航空切手は終焉を迎えた。
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