日数と費用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/05 08:19 UTC 版)
『御道中日記』のように、移動日数や費用について記録が多数残されている。 各地方の主な藩の江戸までのおおよその道程・日数・大名行列の諸表現在の地方藩石高藩庁道程日数行列規模経費東北地方 伊達家・仙台藩 063万石 仙台城(北緯38度15分11.5秒 東経140度51分24.3秒 / 北緯38.253194度 東経140.856750度 / 38.253194; 140.856750 (仙台城:伊達家・仙台藩63万石(実高99万石))) 092里(0368km) 08-9日 2000-3000人 03000-5000両 北陸地方 前田家・加賀藩 103万石 金沢城(北緯36度33分51.4秒 東経136度39分33.2秒 / 北緯36.564278度 東経136.659222度 / 36.564278; 136.659222 (金沢城:前田家・加賀藩103万石(実高134万石))) 119里(0480km) 13日 2000-4000人 05333両 山陰地方 池田家・鳥取藩 033万石 鳥取城(北緯35度30分26.6秒 東経134度14分23.9秒 / 北緯35.507389度 東経134.239972度 / 35.507389; 134.239972 (鳥取城:池田家・鳥取藩33万石)) 180里(0720km) 22日 0700人 05500両 四国地方 伊達家・宇和島藩 010万石 宇和島城(北緯33度13分10秒 東経132度33分54.8秒 / 北緯33.21944度 東経132.565222度 / 33.21944; 132.565222 (宇和島城:伊達家・宇和島藩10万石)) 255里(1020km) 30日 0300-500人 00986両 九州地方 島津家・薩摩藩 077万石 鹿児島城(北緯31度35分53.6秒 東経130度33分15.8秒 / 北緯31.598222度 東経130.554389度 / 31.598222; 130.554389 (鹿児島城:島津家・薩摩藩77万石(実高75万石))) 440里(1700km) 40-60日 1880人 17000両 全ての座標を示した地図 - OSM全座標を出力 - KML 表示 石高は表高で、千の位で四捨五入。 行列規模や経費は代表的な数値を記載した。江戸時代を通じて記載された数値が一定して続いていたわけではない。 江戸からの距離によって異なるが、参勤交代の費用は藩収入の5%から20%、江戸藩邸の費用を含めれば50%から75%があてられた。 また、この他に、庄内藩酒井氏の場合は、元禄15年(1702年)から宝永3年(1706年)までの歳出のうち、約82%が江戸で消費されていた。 岸和田藩岡部氏の場合は、安永5年(1776年)の江戸での費用は全体の84%に達し、中小の藩においては、参勤交代に要する費用が藩の歳出の大部分を占めていた藩もあった。
※この「日数と費用」の解説は、「参勤交代」の解説の一部です。
「日数と費用」を含む「参勤交代」の記事については、「参勤交代」の概要を参照ください。
- 日数と費用のページへのリンク