日中戦争・太平洋戦争時代
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「鷲巣繁男」の記事における「日中戦争・太平洋戦争時代」の解説
1935年(昭和10年)、徴兵検査で甲種合格。1937年(昭和12年)、日中戦争開始とともに、ニコライ堂のセルギイ府主教座下から賜った銀のキリストのペンダントをつけて入営。広島宇品港から出港、南京攻略作戦に無線通信兵として参戦した。その後、日中戦争、太平洋戦争に長期従軍した。戦場では、諳んじていた平仄を頼りに漢詩を作った。1939年(昭和14年)復員。ふたたび臨時応召されたが、マラリアで千葉県市川市の国府台陸軍病院に入院中、新興俳句運動に接触して熱中した。「旗艦」「琥珀」などに俳句を発表。安住敦、富澤赤黄男に師事した。1940年(昭和15年)、同病院退院。召集解除。日本放送協会に復職。1944年(昭和19年)、陸軍病院で知り合った看護師金子きみと結婚した。きみはその後、助産婦として繁男の生活を支えた。同年、日本放送協会を退職し、日立航空機株式会社に入社。1945年(昭和20年)、山梨県に疎開。
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