旗の日とは? わかりやすく解説

旗の日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/27 20:00 UTC 版)

フェロー諸島の50回目の国旗の日

旗の日: flag day; フラッグ・デー国旗の日)は、国旗のようなある特定の旗を掲揚するよう指定された、もしくは国旗の制定のような歴史的できごとを祝うために確保された、に関連する祝日である。

旗の日は国の法律として成文化されることが普通であるが、一部の国では元首による命令によって定められる場合もある。こうした法律や命令により、旗をどこに、どのようにして(例えば半旗)掲揚するかが定められている場合もある。法令よりも習慣の方が通用する場合もある[1]

各国・地域の旗の日

マケドニア共和国の新旧国旗
ペルーの国旗を守り崖へと転落するアルフォンソ・ウガルテ英語版(1880)
アメリカ合衆国の140回目の国旗制定記念日(1917)
国・地域 日付 詳細
 アブハジア 7月23日 国旗の日[2]。1992年7月23日に国旗を正式採用[3]
 アルバニア 11月28日 1912年の独立記念日。
 アルゼンチン 6月20日 現行のを制定したマヌエル・ベルグラーノの逝去日。
 アルバ 3月18日 国旗の日。1976年3月18日に国旗を制定。
 オーストラリア 9月3日 1901年にオーストラリアの国旗が初めて掲揚された日を記念。
 アゼルバイジャン 11月9日 2009年11月17日の大統領命令により制定[4]
 ブラジル 11月19日 国旗の日。1889年に国旗を制定。
 カナダ
2月15日
1月21日 [5][6]
カナダの国旗制定を記念する「カナダ国旗の日英語版」。
1948年1月21日のケベック州旗の初掲揚を記念する「ケベック旗の日」(: Jour du Drapeau[7]
 デンマーク 6月15日 エストニアタリンで1219年に行われた「ヴァルデマーの戦い」で、伝説によると旗("Dannebrog")が天がら降ってきたという日。また、第一次世界大戦後の住民投票により北シュレースヴィヒがデンマークに復帰した記念日でもある。
 エクアドル 9月26日 国旗の日("Dia de la Bandera Nacional")。1860年、グアヤキルの戦い英語版の2日後に三色のエクアドル旗が再び使われるようになった。
 イングランド 4月23日 サン・ジョルディの日。イングランドのナショナルデー
 エストニア 6月4日 国旗の日("Eesti lipu päev")。1884年、エストニアの国旗が初めて聖別された日。
 欧州連合 5月9日 シューマン宣言を記念するヨーロッパ・デー
 フィンランド ミッドサマー フィンランド国旗の日("Suomen lipun päivä"

または"Finlands flaggas dag")が1934年以降毎年祝われている。

 フェロー諸島 4月25日
 ハイチ 5月18日
 イスラエル 1月16日 イスラエルの国旗が正式に制定された日を記念する「ダビデの星の日」。
 イタリア 1月7日 1797年のイタリアの国旗の制定を記念する「三色旗の日」(Festa del tricolore)。
 マケドニア共和国 毎月1日と15日 マケドニア国旗の日(Ден на македонското знаме / Den na makedonskoto zname)。毎月1日と15日に、特別式典で旗が交換される。旗の制定を祝うものである[8]
 メキシコ 2月24日
 パキスタン 8月11日 国民会議がこの日にパキスタンの国旗を制定。
 ペルー 6月7日 アリカの戦い英語版と、アルフォンソ・ウガルテ英語版の犠牲を記念。
 フィリピン 5月28日 1898年、フィリピン独立革命において、旗が初めて戦場に持ち込まれたことを記念。
 ポーランド 5月2日 2004年に導入された祝日。
 ルーマニア 6月26日 1998年に導入された祝日。ワラキア革命英語版での法令第1号で青・黄・赤の三色旗が国旗とされたことを記念。
 ロシア 8月22日 1991年のこの日、ソ連8月クーデターが失敗に終わり、ロシア最高会議ビルに現在のデザインの旗が掲げられたことを記念。
 スコットランド 11月30日 スコットランドのナショナルデー、聖アンデレの日英語版
 スウェーデン 6月6日 19世紀末からスウェーデン国旗の日("svenska flaggans dag")であるほか、1983年からはスウェーデンのナショナルデー英語版(建国記念日)ともなっている。
 アメリカ 6月14日 星条旗の国旗制定を記念する国旗制定記念日英語版
 オーランド諸島 4月最終日曜日

脚注

  1. ^ Gammage, Jeff (2008年6月14日). “Flag Day loses importance but lives on in Phila”. Philadelphia Inquirer. オリジナル2008年6月20日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080620003742/http://www.philly.com/philly/news/local/19939034.html 2008年6月14日閲覧。 
  2. ^ Государственные праздники Республики Абхазия” (Russian). Администрация Президента Республики Абхазия. 2010年8月22日閲覧。
  3. ^ Abkhazia (Georgia)”. FOTW Flags Of The World (2009年8月15日). 2010年8月22日閲覧。
  4. ^ Azerbaijan sets National Flag Day”. Today.az. 2010年8月22日閲覧。
  5. ^ Jour du drapeau on the Mouvement national des Québécoises et des Québécois' website.
  6. ^ Loi sur le drapeau et les emblèmes du Québec (ケベックの旗と紋章に関する法律)、ケベック州政府サイト
  7. ^ An Act respecting the flag and emblems of Québec, R.S.Q. c. D-12.1”. CanLII. 2010年8月22日閲覧。
  8. ^ Macedonia got Flag Day - Macedonian Archived 2011年7月22日, at the Wayback Machine.

関連項目


旗の日

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 03:13 UTC 版)

独立記念日 (フィリピン)」の記事における「旗の日」の解説

フィリピンでは1964年まで、6月12日を「国旗の日」(祝日)と定めていた。1965年ディオスダド・マカパガル大統領布告374号を発布全国国旗記念日5月28日改訂した同日1898年フィリピンの国旗初めてアラパンの戦い英語版)(カヴィテ州イムス)で翻った(ひるがえった)日である。100年後の1998年フィデル・ラモス大統領大統領布告179号を発すると、祝賀期間を5月28日から6月12日独立記念日まで延長した政府機関や国有企業、州の機関地方政府組織、さらに私企業休業するように命じる。教育省には私的組織非政府組織社会市民運動団体との連携担当させ、独立記念を祝う国旗掲揚徹底示された。公共建物政府組織官舎あらゆる公共広場には必ず目立つように掲揚すること、また個人宅でもできる限り人目に付く形で国旗掲げるように求めている。

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