新シリーズ構想とは? わかりやすく解説

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新シリーズ構想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/12 04:24 UTC 版)

グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション」の記事における「新シリーズ構想」の解説

GPMA目的GPWC変わらず、F1の統括団体である国際自動車連盟 (FIA) に対す発言力強化ならびに、F1の商業保有者FOM)とコンコルド協定更改について交渉することにあった自動車メーカー側の意見受け入れられない場合は、コンコルド協定期限切れとなる2007年をもってF1世界選手権から離脱し2008年より新シリーズ立ち上げるという構えをみせた。 FIAマックス・モズレー会長は、自動車メーカー間の開発競争コスト高騰招きプライベートチーム存続危うくしていると主張しエンジンの開発制限車体主要部品の共通化テスト距離制限などのレギュレーション変更案を相次いで打ち出した。これに対しGPMA技術革新にこそF1に参戦する意義があるとして規制反対し、プライベーターへはエンジン価格助成措置をとるとした。 興行面では、コンコルド協定定め収益分配率が不公平であるとして、競技者チーム)への配当増額するよう要求したまた、F1の商業を預かるSLECの株式大半投資銀行3社(バイエルンLBJPモルガンリーマン・ブラザーズ)によって管理されている状況問題視した。 当初GPMA側9チームは「全チーム同等な条件」で交渉に臨むことを確認していたが、自動車メーカー後ろ盾がないプライベーター個々に切り崩されていった2006年よりフェラーリエンジンを使用するレッドブルジョーダン改めミッドランドミナルディ改めトロ・ロッソレッドブル傘下)、BMWエンジンを失うウィリアムズ2006年から参戦するスーパーアグリコンコルド協定更改同意し勢力図体制側有利に塗り替えられた。 また、2005年11月から2006年3月にかけて、イギリス大手プライベート・エクイティ・ファンドであるCVCキャピタル・パートナーズがSLECの全株式取得しバーニー・エクレストン最高責任者指名したことから、興行面安定という課題解消された。 さらに、FIA2008年シーズンエントリー申請大幅に前倒しして、期限2006年3月31日設定した。このエントリーには11もの新チーム参入希望し、さらに、FIAエントリー遅れたチーム新レギュレーション作成部会加えない宣言してGPMA側5チーム圧力をかけた。同年3月27日GPMA側5チームエントリー申請したことを発表し同年4月28日には既存11チームプロドライブ2008年シーズンエントリーが承認されシリーズ分裂回避された。 同年5月には、GPMA側5チームコンコルド協定覚書サインしたことが発表された。

※この「新シリーズ構想」の解説は、「グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション」の解説の一部です。
「新シリーズ構想」を含む「グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション」の記事については、「グランプリ・マニュファクチャラーズ・アソシエーション」の概要を参照ください。

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