戦争面について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 04:58 UTC 版)
「信長の野望・天翔記」の記事における「戦争面について」の解説
全体的にコンピュータが好戦的(パワーアップキット版ではコンピュータのアルゴリズムを理知的にする事もできる)で一度の戦争で最大9城の広範囲が戦場となり、多数の大名が入り乱れる乱戦となる事も珍しくない。自分の城が戦争に巻き込まれることも多く、その場合には「攻撃側に付く」、「守備側に付く」、「中立の立場を取る」、「不戦の立場を取る」のどれかを選ぶ必要がある。同盟関係によっては選べない選択肢もあるが、同盟勢力同士が戦争の第三者となった場合、相手と逆の勢力に付くことで同盟勢力を攻撃でき、戦場の城を奪うこともできるという現象が起こり得る。これは戦略上でも「信長の野望」シリーズで少ない例であり、本作の面白みである。同盟勢力は中立の立場を取っておき、大勢が決したところで勝ち馬に付く、日和見的な戦術を取ることも可能である。 これにより、勢力の急拡大や衰退が起こりやすく、コーエーでは珍しく、ある程度の勢力の大名でも油断すると滅ぼされることがある。1回の戦争だけで2大名以上が滅亡することもある。なお「システムがシンプルがゆえにコンピュータが強い」、これは他のコンピューターが強いとされるコーエーの作品にも共通する特徴である。 一方向からの敵に備えるだけでよい奥羽・蝦夷や九州、特に大砲や鉄甲船が入手可能な九州の大名は有利であり、挟み撃ちされやすい畿内・中部の不利が前作までより拡大している。 この他、本願寺家は畿内に城が分散し、一見不利なようだが以下の理由(特に2番目と4番目)により非常に手強い。特に「信長包囲網」シナリオでは、しばしば織田家を圧倒する勢力となる。 一向宗の存在する城を支配する友好度が20以下(COM担当時は40以下)の大名に、一向一揆を発動できる。一揆は周辺の城を巻き込むこともある。 ゲーム開始時から鉄砲を大量に所有している。 大名の一門衆は他の武将より裏切りにくいが、特に本願寺の一門は絶対に裏切らない。 一門以外の武将も、他勢力に裏切りにくくなる。このゲームは内応が成功しやすく、一部の義理堅い武将を別にすれば忠誠度100でも内応を実行させることができる。しかし、本願寺家に仕えた状態だと、たとえ義理が最低の松永久秀であっても忠誠度も90未満に下げないと内応の実行を反古にされる。 しかし南部家、大友家、細川家、大内家などの特定の大名が、史実でもそこそこ力はあったものの、それ以上に勢力を拡大するケースが多かった。おおむね、好戦的な大名が強い傾向にあった。(北条家、武田家などはあまり戦争を起こさない当主が多いため、前述の大名家に圧倒されやすかった。島津家にも同様のことが当てはまるが、ゲームの仕様上背後に大名がない位置にあるため場合によっては勢力を伸ばすこともある。)
※この「戦争面について」の解説は、「信長の野望・天翔記」の解説の一部です。
「戦争面について」を含む「信長の野望・天翔記」の記事については、「信長の野望・天翔記」の概要を参照ください。
- 戦争面についてのページへのリンク