意識革命・アセンション・終末論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/03 10:21 UTC 版)
「船井幸雄」の記事における「意識革命・アセンション・終末論」の解説
転生を繰り返す人生の目的は魂の成長(霊的進化)であると考えた。宗教学者の大田俊寛は、「意識革命を達成した人間、霊的に進化した人間が、ビジネスや政治や文化において先導者になるべきだ」というのが、船井の根本的な人間観であると述べいる。 芋を洗う猿が一定数を超えると種全体に意識の変化が起こり、離れた場所の猿も芋を洗うようになるという、「意識進化」の理論の実例としてよく上げられる百匹目の猿という逸話(実話ではなく創作)を例に、一部の進んだ人間に意識変革が起こると、地球全体の精神レベルを上げることができると説いた。 船井は、1994年の『未来へのヒント』で、地球は第3レベルの星から第4レベルの星に移行期であると主張している。船井によると、アセンションとは「「近い将来、地球と地球人類の位相が現在の三次元から上位の次元に移る」ということである。2012年に霊的に進化した人々が「アセンション(次元上昇)」し、物質に囚われた人々は淘汰されるという2012年終末論を支持し、「「エゴ」的社会から脱皮し、「エヴァ」的社会にならないと、人類の将来はないだろう」と語り、終末論に基づく救済観、千年王国論を展開し、エマヌエル・スウェーデンボルグ、ヘレナ・P・ブラヴァツキー、出口なお、出口王仁三郎、エドガー・ケイシー、モーリス・バーバネル、バーバラー・マシニアックなどのオカルティスト・霊能者・新宗教の開祖・霊媒も同様に説いていると述べている。 船井は、エゴ・エヴァという言葉は、形態波動エネルギー研究所所長・チャネラーの足立育朗が「宇宙のすぐれた知的存在」から教わった宇宙語で、そこから借用したものであり、エヴァは、ある惑星の住民の集合意識が「愛」「調和」「互恵」を生き方の基調としている社会のことで、エゴは、集合意識が「エゴ」「対立」「競争」をベースとしている社会のことであるとしている。 船井は、世の中が創造主、サムシンググレートの意志である天の理に従って激変中であることの証拠として、科学的に説明できない現象を集め、これを「びっくり現象」と呼び、熱心に紹介し、これまでの常識は通用しなくなると説いた。 新しい時代、未来への処方箋として、キューバの有機農業、亀岡市に暮らす大本の信者の生活、船井が画期的な新しい発電方法と考えた磁力回転装置、マイナスイオン化した水素原子を大量に含む水「マイクロハイドリン」、酸化還元電位の低い塩「黄松竹」、右脳開発などを推奨した
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