悪のパーティー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 04:54 UTC 版)
「小説ウィザードリィ 隣り合わせの灰と青春」の記事における「悪のパーティー」の解説
ゴグレグ ドワーフ族の男性。悪の戒律のレベル12の戦士。人間並みの身長を持つ(ドワーフ族としては)巨漢。 漆黒の肌と純白の歯を持つ。普段は無口で無愛想極まりないが、時折その歯を見せつつ、ニッと破顔するのがチャームポイント。 ある理由からガディをライバル視しており、マスターレベルに達した暁には彼と果し合いをする約定まで取り付けていた。 グレーターデーモンとの戦いでこの世と魔界を繋ぐ炎に飛び込んでしまい、そのまま魔界の環境に耐え切れずに死亡したと思われていた。しかし、マイルフィックとの最終戦において本体が魔界にあるマイルフィックの弱点である頭の突起物を傷つけてスカルダたちの危機を救った後、笑みを浮かべつつ魔界の炎に巻かれ、消えていった。 ハ・キム ホビット族の男性。悪の戒律のレベル12の忍者。希少品である「手裏剣」を手に入れるために好んで迷宮の忍者と戦っていたことから「忍者殺し」の異名を持つ。本作の時点では「手裏剣」は彼の手にある。最期は忍者に首を刎ねられた後に頭部をグレーターデーモンに踏み潰された。死後その死体は、フラックによってゾンビとして甦り、バルカンの爆炎(TILTOWAIT)を浴びた上に、スカルダの「居合い」で真っ二つになって停止した。 アルハイム 人間族の男性。レベル12の僧侶。ベリアルの弟弟子であり、元々の戒律は同じく善だったが、彼と袂を分かって後、悪に転向した。 各地の呪術を取り入れた独自の強力な解呪(ディスペル)「紅雷浄化(ジー・ベイル)」を使う。 空刃(LORTO)を使用しながら、瀕死のスカルダに大治(DIALMA)しか使わなかったため、スカルダやサラの不信を買ったが、実はそれは快癒(MADI)を習得していなかったがための、彼の精一杯の虚勢であった。 パーティが壊滅した後、テレポーターの罠に巻き込まれてスカルダやサラと同地点に転移してしまう。以後はスカルダたちと行動を共にして、マイルフィックとの最終戦まで戦い抜いた。そして、ベリアルと力を合わせてラシャを蘇生した。 エピローグでは、ベリアルと共に放浪の旅に出た。 サンドラ ノーム族の男性。悪の戒律のレベル12の魔法使い。ルードラの双子の兄。最期はルードラと共にグレーターデーモンの大凍(MADALTO)を浴びてしまい、身体が凍結して死亡した。 ルードラ ノーム族の女性。悪の戒律のレベル12の魔法使い。サンドラの双子の妹。この兄妹はひそひそ話に紛れて不意に呪文を唱えてくることがある。最期はサンドラと共にグレーターデーモンの大凍(MADALTO)を浴びてしまい、身体が凍結して死亡した。 ラシャ 人間族の女性。中立のレベル12の盗賊。ジャバとは乳兄妹の関係に当たる。ジャバを追ってトレボー城塞へやって来たがジャバに追い返され、当てつけのように悪のパーティーに参加している。 ハ・キムたちが死亡した後、テレポーターの罠に巻き込まれてジャバやバルカンと同地点に転移してしまった。転移地点がある部屋でジャバに心情を打ち明け、城塞都市に戻るように説得され一度は承知するが、それでもジャバが心配でワードナの玄室まで歩いていき、ジャバたちと合流した。マイルフィックとの最終戦では、ジャバに襲いかかろうとしているマイルフィックの腕にいち早く気付き、ジャバを突き飛ばして自身が半実体化したマイルフィックの腕を喰らってしまい、心臓が停止して死亡する。しかし、ベリアルとアルハイムが協力し合って蘇生された。 エピローグでは、ジャバに連れられて故郷の村に戻った。
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