性能問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 01:22 UTC 版)
「Server Message Block」の記事における「性能問題」の解説
SMBプロトコルでは、各クライアントが自身の存在を知らせるためにサブネット全体にブロードキャストするため、ネットワークの帯域幅を占有しすぎると思われている。しかし、実はSMB自体はブロードキャストを使わない。SMBと結び付けられているブロードキャスト問題は、実際にはNetBIOSのサービス・ロケーション・プロトコルのせいである。デフォルトでは、WindowsのサーバはNetBIOSを使ってサービスの告知と発見を行う。NetBIOSは特定ホスト上で利用可能なサービスを一定間隔でブロードキャストすることで機能する。ホストが20台以下のネットワークではそのような設定でも十分だが、それ以上にホスト台数が増えるとブロードキャストのトラフィックが問題を生じるようになる。NetBIOS Name Server (NBNS) を適切に実装すると、この問題を緩和できる。例えばWindows Internet Naming Service (WINS) はマイクロソフトのネットワーク環境では適切な解決策を提供する。WINSはサービス要求の集中管理と登録のためのシステムを提供するが、ネットワークの設計と保守がより複雑化する。マイクロソフトは、Active Directory環境でのダイナミックDNSの利用を推奨している。 ネットワークを設計する際には、SMBプロトコルの性能はレイテンシに大きく影響されることを考慮しなければならない。SMBを使ってディレクトリを渡り歩いてファイルを探すような操作をしたとき、このレイテンシの影響が見た目にも明らかになる。例えばインターネット経由のVPNコネクションではレイテンシが大きくなることが多く、そのような環境ではディレクトリの中身(ファイル一覧)がなかなか表示されないということになる。
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性能問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 17:28 UTC 版)
システムによっては、非正規化数を正規化数と同じ形でハードウェアで扱っている。実装によってはシステムソフトウェアに非正規化数の扱いを任せており、ハードウェアでは正規化数とゼロのみを処理する。非正規化数をソフトウェアで扱うと、性能が大きく低下する。しかし、非正規化数を完全にハードウェアで処理したとしても、現代の多くのプロセッサではやはり計算性能が大幅に低下する。アーキテクチャによっては、正規化数の100倍も時間がかかることがある。 精度を保ち、性能低下も防ぐ目的で、非正規化数を生じないようなコードにしてあるアプリケーションもある。例えば音声処理アプリケーションでは、非正規化数は信号が人間の耳に聞こえないほど小さい場合に出現する。そのため非正規化数となった信号部分はゼロにカットしてしまうという対策をとるのが一般的である。 インテル製のメインストリームのマイクロプロセッサの場合、IA-64とSSEにおいて、演算結果でgradual underflowを行わずゼロに丸めるFlush-to-Zero (FZ, FTZ) というハードウェア機能がある。SSEの後の拡張には、演算のオペランドにおいて非正規化数をゼロに丸めるDenormals-Are-Zero (DAZ) というハードウェア機能もある。どちらもcontrol/status register (CSR) のマスクで指定できる。。
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